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【正論】高市早苗新首相に「贈る言葉」 谷口智彦(令和7年10月22日 産経新聞より)

谷口智彦会長コーナー

【正論】高市早苗新首相に「贈る言葉」 谷口智彦
(本稿は、令和7年10月22日『産経新聞』に掲載されたものの転載です。)

大統領から突然の要請で、国務長官になれとのこと。主人公の女性は米国国益のからむ外交案件を次々さばきつつ、自分の器を育てる。やがて事の推移は彼女を大統領へ押し上げる。「マダム・セクレタリー」は「マダム・プレジデント」になる―という人気連続テレビドラマが、米国にあった。

大統領になった彼女は右腕を誰にすべきか困り果て、彼女を国務長官に抜擢(ばってき)した前任大統領に寝食を忘れて尽くした男、クセの強い首席補佐官に頼み込んで、再び自分にも仕えてくれまいかと言う。その時の、男のセリフはこうだ。

「国の半分はもうあなたのことを憎んでます。残り半分もおっつけ。仕事をすればするほどね」

≪働くほど敵が増える皮肉≫

大統領になるとは前もって国民の半数を敵に回すことで、就任後は、どんな政策も国論を割るものだから、働けば働くほど皮肉にも敵は増える。それで動じるようでは大統領など務まらない。用意はあるんですか、というわけだ。

いかにもそのまま、高市早苗氏に贈りたい言葉ではないか。

ついでのこと、政権を支えるためなら大統領に毒舌を吐くのもいとわない劇中首席補佐官のような人物―辺りを払う押し出しと、豊かな世間知をともに備えた頼れる首席スタッフが必要だ。

故安倍晋三元首相の第2次政権にはまさにその通りの筆頭秘書官がいて、首相をひたすら支えた。高市氏もそんな人物を見つけてそばに置けたなら、幸いなるかな。

公明党が出奔した次の瞬間から連日続いた新たな連立工作は、いっそ僥倖(ぎょうこう)だった。潰しにかかる勢力を封じ、ゴールを自ら手繰り寄せた戦歴と実績ができた。

自民党総裁イコール内閣総理大臣の等式が成り立たない中、最後は自分で自分の産婆役になった。歴史に稀(まれ)な経験だ。「私にもおかげでハガネが一本通りました」と言ってみるなどしてはいかが。

これから高市氏は戦場を自ら設定し、相手を振り回す側に回る。報道の見出しを最初に奪える立場に立つ。それが強みになる。

≪日本外交の失地回復を≫

施策と法案、規則の改廃を矢継ぎ早に、できれば毎日打ち出して関心を独占するといい。新聞やテレビの他律メディアでなく、自律的に使えるSNSを重視する。

高市氏は自民党総裁選のどこかで、確か「政府専用機を地面に縛りつけておかない」という趣旨のことを言った。有言実行だ。金曜出国・月曜朝帰国の強行日程を毎月1度は入れ、涼しい顔でそこら中に顔を出していただこう。

ガザをめぐる歴史的動きにおいて、日本は不在。それを遺憾とする声すら政府内になかった。恥ずべきことだ。日本が生んだ初めての女性首相に各国首脳が興味をもつ「旬」を逃さず、全員に会うくらいの貪欲さを見せ飛び回り、日本外交の失地を挽回してほしい。

高市氏とは、専門官僚を各省から集めたとして彼らが有すのと同等かそれ以上の専門知識をもち、かつ必要なら数字1桁までソラで言えるという、そんな人物だ。

外交となると、踏んだ場数が少ない。苦手意識があるだろう。

日本語を操る能力に自信があればあるだけ、英語だとそうはいかない自分が歯がゆい。自意識過剰になるともっと口が重くなる。だとしても案ずるには及ばない。

普段は外務省のエース通訳にすっかり依存し、意に介さないことだ。恥じ入る必要など全くない。

≪重大問題に「解」与えるため≫

ではG7サミットなど、とかく世間が注目する首脳オンリーの場をどうこなすか。ここは若い時分に米国で苦労したことを思い出し、脳内で予行演習を何度もする。リアルな英語に時々浸ってもみる。決めたらやる人のようだ。その気になればできるだろう。

もっと大切なことは、例えばドナルド・トランプ米大統領と一対一で会う場合などを想定し、「自分自身の伝記作家となる」努力を日々続けておくことではないか。今日に至る自分の旅を、その紆余(うよ)曲折を、コンパクトなナラティブにしておいて4つか5つ、すぐ取り出せるよう頭に入れておく。

世間は、高市氏がヘビーメタルのドラムを叩(たた)いたことを知っている。でもいちばん練習したのはどのバンドのなんの曲で、そのどんなフレーズだったかは知らない。

夫の山本拓氏とは一度離婚し再婚したそうだと聞き知ってはいても、再婚を決意したきっかけがなんだったかを知らない。その夫は右半身に不自由を抱える。夜遅く帰宅し夫の世話をする時、心に去来したのは何だったか。

これらを聞くひとはその時初めて、「日本初の女性首相」にではなく高市早苗という人格に関心を寄せる。ナラティブが重要、自分を自分の伝記作家にすることが大切なゆえんだ。トランプ大統領に身を乗り出させ、聞き入らせることが当面の狙いか。

一切は衆議院、次いで参議院の選挙に勝ち与党の過半数を両院で奪回せんがため。そして男系皇統維持や自衛隊を憲法に書き込む重大問題に解を与えるためだ。働きまくる日々を続けていただこう。

【永田町ニュース】自民・維新連立、皇室制度、憲法改正、旧姓使用で連携

永田町情報

自民党と日本維新の会が締結した連立合意文書には、皇室、憲法、家族など国家の基本政策に関する合意が盛り込まれ、両党が年限を定めて取り組むことが文書に明記されました。

日本会議の活動ともかかわるテーマであり、お知らせいたします。

 令和8年通常国会での皇室典範の改正…男系の男子を養子として迎える案を第一とする。
 令和7年臨時国会中に「9条」「緊急事態条項」の条文起草のための与党協議会を設置する。
 令和8年度中に、緊急事態条項の改正案の国会提出を目指す。
 令和8年通常国会に、旧姓の通称使用の法制化案を提出し成立を目指す。

3、皇室・憲法改正・家族制度等
●古来例外なく男系継承が維持されてきたことの重みを踏まえ、現状の継承順位を変更しないことを前提とし、安定的な皇位継承のため、皇室の歴史に整合的かつ現実的である「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」案を第一優先として、令和8年通常国会における皇室典範の改正を目指す。

●日本維新の会の提言『二十一世紀の国防構想と憲法改正』を踏まえ、憲法9条改正に関する両党の条文起草協議会を設置する。設置時期は令和7年臨時国会中とする。

●緊急事態条項(国会機能維持及び緊急政令)について憲法改正を実現すべく、令和7年臨時国会中に両党の条文起草協議会を設置し、令和8年度中に条文案の国会提出を目指す。

●可及的速やかに、衆参両院の憲法審査会に条文起草委員会を常設する。

●憲法改正の発議のために整備が必要な制度(例:国民投票広報協議会の組織及び所掌事務等に係る組織法並びにCM規制及びネット規制等に係る作用法等)について、制度設計を行う。

●戸籍制度及び同一戸籍・同一氏の原則を維持しながら、社会生活のあらゆる場面で旧姓使用に法的効力を与える制度を創設する。そのために旧姓の通称使用の法制化法案を令和8年通常国会に提出し成立を目指す。

●令和8年通常国会において「日本国国章損壊罪」を制定し「外国国章損壊罪」のみ存在する矛盾を是正する 。

■高市政権発足を受けて(日本会議広報部コメント)

その他

「高市政権発足を受けて」 日本会議広報部コメント

高市政権のもと、
男系による安定的皇位継承制度の確立、
自衛隊明記や緊急事態条項といった憲法改正、
旧姓使用の法制化など、重要課題の合意形成と制度の実現がなされることを期待します。

【正論】自民「大テント党」瓦解のその先 谷口智彦 (令和7年7月24日 産経新聞より)

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【正論】自民「大テント党」瓦解のその先 谷口智彦
   (本稿は、令和7年7月24日『産経新聞』に掲載されたものを許可を得て転載したものです。)

 自由民主党は英語なら大テント党とでも呼ぶべき大きな幕屋であって、中では何でもござれだった。右であれ多少の左であれ。

 ただし天幕を支持したのは保守の柱一本で、近年は故安倍晋三元首相が両の腕(かいな)でこれを支えた。

 ≪立党70年「終わりの始まり」≫

 その頃テントは高く上がって世界からよく見えたと思ったら、安倍氏がいなくなった。柱からは針金様のステーが何本も延び地面に刺さっていたけれど、これは岸田文雄前首相が根こそぎ外した。

 幕屋はそれでも倒れないと思ったのだとしたら、その短見浅慮をいかにせん。事実われわれは7月20日、参院選挙の開票とともに、天幕は吹き飛び幕屋が倒れる音を確かに聞いたのである。

 立党はちょうど70年前だ。ソ連の影響力工作に学者や文化人が手もなくやられる中、自民党だけは反共を掲げた。日米安保体制堅持を言うのが当時いかほど不体裁であろうとも、岸信介の奮闘よろしきを得て確乎(かっこ)不抜を通した。

 支配政党が変わらない一点で日本民主主義を半人前扱いする者があれば、自民党以外の選択肢はなかったことを教えてやるとよい。

 私有財産制と日米安保の護持にさえ誓いを立てるなら後は委細構わず、自民党は大テント党になった。高度成長を背に福祉拡充を急いだ同党は左翼に翼を延ばし、政治的な対立それ自体を包摂・解消せんばかりの勢いだった。

 全政党が福祉充実を主張し、戦争にまつわる怖そうな話は当面みんなで箱にしまっておくことにした時期が、かくして生じた。

 表向きはさておき、全国民総自民党員だったようなものだ。共産党独裁の隣国が超大国化し、人類史に超絶する軍拡を続けて世界秩序を振り回すだろうなどと、誰ひとり思わない無邪気な頃だった。

 箱の封印を開いて自尊自立と自衛の道に日本を導こうとした安倍氏の同志たちは、これからという時に追放の憂き目にあう。しかして自民党の、終わりの始まりだ。

 ≪幕屋が吹き飛んだあと≫

 左右の対立軸は、幕屋が吹き飛んだ今、いっそう尖鋭(せんえい)に見える。

 米国などと違って、政府の規模や介入の深浅は、本邦における左翼右翼の別とあまり関係がない。福祉支出額が米国の軍事予算に匹敵する日本のような国で、政府を縮めろ、小さくしろと唱える立論はもとより成り立たない。

 蓋(けだ)し日本でいう保守主義とはロイヤリストでありモナーキストであって、あるいはトラディショナリストであると、このごろ筆者はそう説明することにしている。

 最初の2語は、細かい語義の差はさておくとして、どちらも皇統の存続を重んじる考えだ。

 天皇のご一家は、人類史に稀(まれ)な継続を保たれて今日に至る。とかく長く続いたものには、その背後に無数で無名の人々の献身があるから尊いのだと、伝統重視のトラディショナリストなら考える。

 途方もなく長い時間をかけて守ってきた神社仏閣や伝統、仕来たりが、日本には恐らくとても多い。別名をツーリズムと称す粗暴な力が突如現れそれらを踏みにじるのは正視に堪えないと、トラディショナリストは思う。そしてこの感情を「日本人ファースト」というやや露悪的措辞を思いついた参政党がうまくさらって行った。

 左翼は往時と違って資本制を否定しない。日米安保も渋々ではあれ受け入れる。しかし彼らに今なおあるのは日の丸を見て嫌悪する神経的反射であり、「君が代」を歌うと自分の中の何かが壊れてしまうかに思う感性の偏頗(へんぱ)である。

 ≪明確に針路示す政治家は≫

 自分が日本人であることは冷めた目で突き放すがよく、ゆめ、そのことを誇りに思うなどしてはならないと思ううち、およそナショナルなものの一切合切が、彼らにおいては憎悪の目的物となる。

 移民はゆえに、左翼にとってむしろ歓迎の対象だ。日本的価値を薄めるか混乱させ、ありがたくないものにしてくれると期待してである。おっつけ彼らは、日本の土地で出生した者には自動的に日本国籍を与えろと言い出すだろう。

 左翼が昨今とかく反イスラエルである事情にも察しがつく。自国の存立を懸け周囲の敵すべてを無力化すべく懸命の武装国家など、ナショナルな上にもナショナルな存在で嫌悪感を催すのであろう。

 一方で軍備増強を急ぐ中国に対し、左翼は概しておとなしい。真剣に対峙(たいじ)しようとすると、自身をナショナルな存在に変えねばならない。それを嫌うからだと見る。

 いま「左翼」と称してきた勢力は、大テント党・自民党にも元々かなりいた。今次選挙は比例代表に回った保守派の多くを失職させ、党内左翼に力を与えた形だ。

 自民党から保守主義を奉じる人々が去ったか去ろうとしている今、天幕のないかつての大テント党はどこに行こうというのか。

 往昔、日本政治にあったかもしれない定常状態はもうない。事態はつとに流動している。「ここに行くのだ」と明確に声を挙げる政治家が一人また一人と現れない限り、有権者の不満は鬱積する。何につけ鬱屈は、不穏を招く。

【正論】インド西方大構想と日本の不在 谷口智彦(令和7年5月22日 産経新聞より)

谷口智彦会長コーナー

【正論】インド西方大構想と日本の不在 谷口智彦
   (本稿は、令和7年5月22日『産経新聞』に掲載されたものを許可を得て転載したものです。)
 
 安倍晋三氏が政権を退きしかも亡くなってしまって以来、インドの対日関心は低下した感がある。

 首相在任当時、安倍氏は日米豪印4国の安全保障をめぐる対話を創始し、地域を捉える新たな枠組みとして「アジア太平洋」に替え「インド太平洋」を打ち出した。

 いずれも、インドの未来をいわば先物買いしようとする一種の投資だった。同国のナレンドラ・モディ首相はこれを大いに多とし、安倍氏との絆をとみに深めた。

 ≪インドの対日関心低下≫

 その後の日印関係は、目立って減速しないかわり加速もない。無事というか、退屈な巡航状態だ。

 今やインドは東を向いて日本を望むより、変化と可能性がともに豊かに、しかも急速に生じつつある西方に注意を向けている。インドへの関心自体を薄めた日本政府には、そこが見えていない。

 4国の枠組みとしてインドの首都ニューデリーで当面の関心を集めるのは、むしろ「I2U2」だ。

 IとUを国名の頭文字にもつ2カ国ずつ、インドとイスラエル、USA(米)とUAE(アラブ首長国連邦)からなる集団である。

 これにはさらなる土台がある。

 ドナルド・トランプ米大統領は第1次政権当時の2020年9月15日(日本時間では安倍政権終了当日)、イスラエル、バーレーン、そしてUAEの国交正常化を各国代表を集めて成就させた。「アブラハム合意」の成立である。

 合意にはのち、モロッコとスーダン(政情不安とはいえ)が加わった。今年5月中旬、中東を歴訪した同大統領は、サウジアラビアの合意加盟を強く訴えた。

 イスラム教の聖地を擁しアラブの盟主をもって任じる同国が加わった時、合意は一層重みを増す。なお「アブラハム」の名称は、言うまでもなくキリスト教、イスラム教に共通の預言者に由来する。

 アブラハム合意ができ、これを土台に22年7月、I2U2も正式に発足した。

 ≪西を向くインド≫

 そのとき4国が合意した協力分野は(1)食の安全(2)水の管理(3)再生可能エネルギーと水素(4)宇宙(5)医療(6)交通とインフラ-つまり民生分野ばかり、日本の得意分野ばかりである。日本が入って「I2JU2」にしたらどうかと、筆者はか細い声で言い続けている。トランプ氏に心変わりさせないためにも日本がかすがいになるといいはずだけれど、霞が関と永田町の無関心の壁はあまりに厚い。

 西を向くインドは、以上を踏まえて一大インフラ構想を打ち出した。23年9月、同国が主催した20カ国・地域首脳会議(G20)が提案した「IMEC」のことだ。

 合意覚書の署名順に、サウジアラビア、EU(欧州連合)、インド、UAE、フランス、ドイツ、イタリア、米国の7国1団体が構想に加わった。IMECとはインド・中東・欧州・経済回廊の頭文字をとって名付けたものである。

 インドのムンバイからUAEドバイのジュベル・アリ港に着いた荷物は、サウジアラビアの砂漠を鉄道で斜縦断してイスラエルのハイファ港に行く。そこからギリシャのピレウス港、イタリアのトリエステ港、フランスのマルセイユ港に至り、欧州各地に向かう交通網に接続する。

 中国からパキスタン、イランに及ぶ回廊の向こうを張り、米国の友邦を結ぶ設計である。イスラエルには、その戦略的生息空間を広げてやる効果をもつ。アブラハム合意を政治基盤、I2U2を協力の枠組みとし、その上に成り立つインフラ構想だ。

 コンテナの積み替えと移動を海路と陸路で高速で進めるなら、ムンバイとマルセイユを5日で結べる。少なくともそれが夢だ。実現の暁にはスエズ運河を使う海路に比べてイラン系テロ集団の攻撃をさほど案じなくていいうえ、時間にして6分の1にできる。

 ≪熱気ある構想に関与を≫

 先頃、筆者はハンガリーとイスラエルのシンクタンクがブダペストで開いた関連会議に出て、構想が醸し出す熱気に触れた。

 あわせて、またしても日本の不在を思った。第一次世界大戦に先立ち、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世は頭文字Bの3都市ベルリン、ビザンティウム(イスタンブール)とバグダッドを鉄道で結ぶ3B構想を打ち上げた。そんなことを思い出し、やや血の騒ぎを覚える向きがドイツにあるかは知らず、日本の無関心ぶりは顕著だ。

 「アイメック」というと、同名の半導体研究機関がベルギーにある。日本の報道がもっぱら目を向けるのはそちらばかりで、回廊構想の方はとんと聞かない。

 サウジアラビアとイスラエルを鉄路で結ぼうというのだから、本来なら血湧き肉躍る構想だ。歴史をつくる大事業でもある。インド当局は、一枚噛(か)まないかポスト安倍の日本には尋ねてさえこなかったのだろうか。いや日本は官民ともぼんやりしきってしまって、インドから西に何が起きつつあるか知ろうとすらしなくなったのか。

 いまからでも遅くない。まずは政府が関心を向けるところから始め、関与を追求してもらいたい。

【講演】11月2日〔沖縄県〕谷口会長特別講演会

谷口智彦会長コーナー

日本会議沖縄県本部・日本会議沖縄県地方議員連盟 合同総会

谷口智彦先生特別講演会
「世界に咲き誇れ日本ー皇室・憲法・安全保障を語る」

と き:令和7年11月2日(日)
【第1部】 合同総会 13:30 開会
 【第2部】 記念講演 14:30 開始

◉日本会議新会長就任記念講演
     「世界に咲き誇れ日本ー皇室・憲法・安全保障を語る」
       谷口智彦 日本会議会長
 ※当会の非会員の方でもご参加できます。

ところ:那覇商工会議所 2Fホール
(那覇市久米2-2-10 中小企業振興会館2F)

参加費:500円(当会にご入会いただいた方は無料になります。)

主催:日本会議沖縄県本部・日本会議沖縄県地方議員連盟
〒900-0031 那覇市若狭1-25-11 沖縄県神社庁内
携帯:090-6711-5411(倉科)
Email:npkg.oki@gmail.com

【挨拶】9月11日 悠仁親王殿下の成年式・加冠の儀をお祝いする集い(谷口会長挨拶)

谷口智彦会長コーナー

「悠仁親王殿下の成年式・加冠の儀をお祝いする集い」
■各界からのご祝辞
 日本会議会長 谷口 智彦

悠仁親王殿下成年の時に居合わせたのみならず、こうして、多くの皆様と喜びを共にする機会を得ることができ、光栄、これに過ぐるものはありません。呼びかけ人の末席に連なる者として、多くの皆様にご参集賜りましたことに御礼を申し上げます。

先般、親王殿下のお立ち居振舞を、初めてと申していいでしょうか、私ども国民の多くは目にすることができました。すっかり成長なさり、立派になっておられて、ああ、良かった、本当に良かったと、深い安堵のため息をもらしたのではないでしょうか。どうかお怪我をなさらず、御病気にもなられませんよう、健やかにご成長になって、
百二十累代のすめろぎとして大きく大きく伸びて行って頂きたいと存じます。

振り返りますにつけ、すめらみこととしての御自覚とともに、歌をよむ敷島の道をお心掛けになり、実に一二六代に及ぶ皇統の流れ、その絶ゆることのない連続こそは、世界中、日本の他、どこのどんな国にもない、私たちだけが恵まれている、大切な宝物であります。しかもこれは、私たちのご先祖様の、営々たる努力によって、男系で続き、今日まで至ります。この大切な伝統を、私たちの代で絶えさせてしまうなどということは、絶対にあってはなりません。その決意を、再び強くいたします日ともあいなりました。

おわりに今一度、悠仁親王殿下の健やかな、そして喜ばしくも快活な日々を、心よりお祈りいたしますとともに、秋篠宮親王妃殿下の御誕辰をお祝い申し上げまして、私のご挨拶といたします。有難うございました。

【講演】10月4日〔熊本県〕日本会議熊本秋季時局講演会(谷口会長 講演会)

谷口智彦会長コーナー

日本会議熊本秋季時局講演会
世界に咲き誇れ日本~憲法・皇室・安全保障を語る~

 

と き:令和7年10月4日(土)13:30~15:30

ところ:熊本市民会館大会議室(シアーズホーム夢ホール)

◎講師:谷口 智彦(元内閣官房参与、日本会議会長)

参加費:1,000円(学生・日本会議正会員以上は無料)

参加お申込み:こちらをクリック もしくは
住所・郵便番号・氏名・電話番号をご記入の上、以下の手段でお申込みください。
FAX 096-322-7494 Email✉ knippon@crocus.ocn.ne.jp

主催:日本会議熊本

共催:日本会議熊本議員連盟

TEL☎ 096-322-7484

【挨拶】8月15日 大東亜戦争終戦80年 追悼と感謝の集い(谷口会長挨拶)

谷口智彦会長コーナー

大東亜戦争終戦80年 追悼と感謝の集い
主催者代表挨拶

日本会議会長 谷口 智彦

80年前の本日、ちょうどこの時間辺り、玉音放送で終戦を知った善男善女は、そぞろ靖國のみ社(やしろ)に集まって、万感の思いを涙に託し、英霊に向かいました。

当時の宮司、鈴木孝雄陸軍大将はその日の情景を、「境内に参拝者がひきも切らぬ。軍人が拳で目を掩(おお)い聲(こえ)を上げて泣きつつ通つた」と述べています。

気温は31~2度。青い空、照りつける太陽を、時々雲が遮(さえぎ)りました。きょうと同じように、空気は多くの湿気を含んでいたようです。

同じ時刻、皇居前。正座しむせび泣く人々から、誰が音頭を取るでもなく、「海ゆかば」の歌が聞こえ始めました。くぐもった聲が、そこここから、「おおきみの辺(へ)にこそ死なめ」─と。あきらかにそれは、戦いに散った、英霊たちを思ってのことだった
に違いありません。

きっとここ、靖國のみ社でも、山ゆかば、草生すかばね。歌は、聞こえたのではありますまいか。

私達にはもはや思い出すことのかなわない、遠い日のことです。けれども耳を澄まして、思いを馳せることは、できます。

平静な、心にならなくてはなりません。胸の中に湖があるなら、波が消え、水面(みなも)が鏡のようになるのを待てば、きっと、海ゆかばの歌が、聞こえてくることでしょう。

すると次の刹那(せつな) 、英霊の聲が、かそけき聲が、私達の耳朶(じだ)を打ち始めます。

おまえたち、きみたち、あなたたちは、誇るに足る国を築いてきたか。心に、一点も、恥じるところはないか。

もちろんですとも。誇ることができる国をつくり、恥ずべきことなど何もありませんと、英霊に向かって胸を張るべくして、私達はまだ、道半ばです。

いまから80年後も、靖國のみ社は、広々と大きく、手入れが行き届いた、清潔な場所でなくてはなりません。

世界の色々な国から、政治や経済、軍事の指導者たちが訪れては、静かな祈りを捧げることのできる場として、大切にされていなくてはならないと、そう考えます。
そのために必要な努力を、私達一人ひとり、担っていこうでは、ありませんか。

80年後の日本が、若い人たちがいきいきと働き、日本人に生まれて本当に良かったと思える国であるように。

今の平安と、平和があるのは、はるかな昔、一身を捧げて戦いに斃(たお)れた先人達の尊い犠牲があるからだと、心から偲ぶ気持ちをもっていてくれるように。

英霊に感謝を捧げる本日、未来を見晴るかし、今日これから、孜々(しし)たる歩みを続けていくことを誓う日といたしましょう。

私ども一人ひとり、背中に、英霊が、先人たちが私達に託した祈りを感じながら、歩んでまいりましょう。

ご列席くださいましたことへの感謝を皆々様に申し上げつつ、ご挨拶を終わります。ありがとうございました。

【声明】8月15日、終戦記念日の首相式辞について(日本会議会長 谷口智彦)

谷口智彦会長コーナー



◎8月15日終戦記念日の首相式辞についての日本会議谷口会長の声明
日本会議は8月7日、全国戦没者追悼式の首相式辞に「反省」「謝罪」の文言使用に反対する声明を谷口会長名で発表しました。

【声明】8月15日終戦記念日の首相式辞について
日本会議会長 谷口 智彦(令和7年8月7日)

来る8月15日の終戦記念日、石破茂首相は全国戦没者追悼式に臨んで式辞を述べる。その内容が、無用の文言を含むものとなることを危惧する。
かつて菅直人、野田佳彦の両首相は同式辞において、先の大戦がアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたと指摘した後それへの反省を口にした。
このような発言は、戦没者の御霊を、当世当用の政治目的に利用する行為となる。式典本旨からの逸脱であり、無用。のみならず、不徳でさえある。
式典では、「全国戦没者之霊」の柱を立て、周りを夥しい菊花で埋める。戦没者の御霊がそこに帰ってきて、われわれの祈りを聞いてくれると信じればこその設(しつら)えだ。
ここで首相が第三者に向かって反省を述べたとすると、御霊に対し何を言ったに等しい行為となるか。御霊にも反省を迫るのか。それとも反省の言葉をアジア諸国民に伝えてくれと、御霊に伝令の働きを求めるのか。
戦後われわれの父祖たちは、容易に言葉にし難い痛惜の念をもって、アジア諸国との和解に励んだ。80年が経ち、アジアの人々には、日本にむしろ期待するところが大きい。安全保障と経済成長をインド太平洋にもたらす一翼たれとの要求だ。
ここまでに至らせた先人達の営みもまた、首相が言う反省の二文字で閑却される。
日本に対していまだに謝罪と反省を求める国には、わが国を影響下に入れる意図がある。これに応じることは国際社会の力学を知らぬ者の所業となり、日本に寄せるアジア諸国の期待を裏切る行為となる。
石破首相はまた、戦後80周年に際し何事か私見を述べたいようだ。首相の言葉は、閣議を経ようが経まいが軽くない。節目の年に首相として居合わせたのを幸い何事か重みのつく言葉を残したいのだとすると、それは我欲を通そうとする傲慢である。
どこまで続くか覚束ない政権を率いる人物が何事か歴史を語り、なおかつひとに傾聴を求めるなら、政治力の欠如を補う道徳的高潔が必要だ。石破首相には、持ち合わせに自信があるのか。
自民党を率いた選挙で三戦全敗、同志の政治生命を多く奪ってなお恬淡を装う人物の言葉に、いかほどの重みがあろう。このうえ歴史に自説を刻もうとは、地位の濫用である。断念すべきだ。

【講演】9月28日〔福岡県〕谷口智彦新会長 就任記念講演会

谷口智彦会長コーナー

谷口智彦新会長 就任記念講演会
世界に輝く日本 全国セミナー in 福岡

 

と き:令和7年9月28日(日)13時開会(12時開場)

ところ:天神ビル11階10号会議室
福岡市中央区天神2-12-1 

参加費:2,000円

参加お申し込み:こちらをクリック

お問い合わせ:日本会議福岡事務局
〒810-0041 福岡市中央区大名2-2-2 後藤ビル303
TEL☎ 092-406-7615 FAX 092-406-7625

【講演】9月28日〔福岡県〕日本会議谷口智彦新会長を囲む青年懇談会

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日本会議谷口智彦新会長を囲む青年懇談会

 

と き:令和7年9月28日(日)記念講演会終了後 15時開会

ところ:天神ビル11階/3号会議室

参加費
・就任記念講演会から引き続き参加の方は【無料】
・懇談会からの方は【2,000円】

対 象:49歳以下の男女

参加お申込み:こちらをクリック もしくは、
FAX 092-406-7625 TEL☎ 092-406-7615(事務局)
メール✉ nipponkaigifukuoka@gmail.com

お問い合わせ:日本会議福岡事務局

参議院選挙結果を受けての見解/日本会議(令和7年7月24日)

その他

■自民党は、新体制のもと保守政党に回帰し、その中核に相応しい国家政策と行動を示せ

このたびの参議院選挙において、自民党は昨年の総選挙に引き続いて大敗北を喫し、衆参両院で与党の過半数割れを起こすという前代未聞の事態を出来(しゅったい)させた。

これは現在のリベラル化した自民党に対して、保守層がノーを突きつけた結果といってよい。

近年、自民党は立党精神を忘れ、憲法改正、男系の皇統護持、夫婦別姓阻止など、わが国の国柄に関わる重大案件に対してすら、支持層に明確な姿勢を示すことができなかった。また、国益軽視の外交や外国人政策等が国民の多くの不満を招いてきた。

今回、新興政党が大きく議席を伸ばした背景には、このような自民党の変質が大きく関わっており、それを敏感に感じ取った支持層が他に拠り所を求めた結果であることを見誤ってはならない。

このような保守層の離反の背景を深刻に受け止め、保守政党の中核としての矜持を取り戻し、果断に国家政策を提案し実現していくことこそ、党再生の道筋である。

自民党には、内外の厳しい情勢の中、我が国の伝統的価値を基軸として、日本を再び成長と発展の軌道にのせる重大な使命が課せられている。

今からでも遅くない。結党70年の節目を迎えた自民党は、猛反省の上、立党精神に起ち帰り、選挙結果を党再生の機会と真摯に受け止めて、体制を一新し、秋の臨時国会へと向かうべきである。

【挨拶】谷口智彦会長「会長就任の挨拶」(プロフィール)

谷口智彦会長コーナー

◉会長就任の挨拶

谷口 智彦 元内閣官房参与・筑波大学特命教授

諸先輩、皆々様のご推挙を忝(かたじけの)うし、会長とあいなりました。
おのれの人生に、かかる局面が待ち受けていようとは思いだにせず、驚きを禁じ得ません。
就任のお話を頂いた時は、啓示を得た思いがいたしました。
故安倍晋三元総理から得た、ご縁あってのこと。かくなるについては、やはり元総理の導きがあったに違いあるまいと。
思いつつ帰宅し、いつもの通り遅い時間に就寝しました。
時計の針が深夜を回って、奇しくも自分の誕生日に入ったあとです。午前三時頃でした。
安倍晋三氏が、昭恵夫人とご一緒に、私の目の前にいるではありませんか。いつもの声が、聞こえます。「谷口さん、それは大切なお仕事だから、ぜひ受けるといいですよ」と、そう。
面立ちといい声音といい、生前の様子そのままであまりに生々しく、目を覚ましたあとも、夢だったことを納得するのに暫時要したほどでした。
再び申しますにそれは私の誕生日で、のみならず、自分の馬齢が遂に故元総理の享年を上回った日でもあったのです。いったい、幾重にも啓示的でした。
もはや明らかではありませんか。ここに至る道のりは、故元総理が敷いてくれたものです。
であるならば、お断りする法はありません。身の引き締まる思いがあるのみです。
高浜虚子の有名な句「去年(こぞ)今年(ことし)貫く棒の如きもの」は、昨日までの自分の上に、その上にのみ、今の自分はあるのだという確かな実感をよんだものです。
ためらいなくこれを感じることのできる人は、自分を見失わなかった人生を送った方、そして国民が集団として同様に思うことができるとすれば、その仕合わせをことほぐべきです。
世界に百九十いくつもあるいったいどの国の国民が、太古の昔から今日まで、「貫く棒」でつながっている、変わっていないのだと思えるでしょう。
日本には言葉があって歌があり、なによりも天皇ご一家という世界最古の一統が絶えずにありますゆえに、わたしたちは継続の実感をもつことができる。昔の人の言い方はとかく大仰ですが、万邦無比と言いたくなった心境がよくわかります。
日本会議の使命とは、思いますに、わたしたちが引き継いできた「貫く棒」・日本の心棒を折らずに後代に継承し、日本の国柄を守って、そして強くするところにあると信じる者です。
旧宮家で皇統を引く男性の方々に皇室へ入っていただく所要の改正は、令和七年通常国会で実現するやに見えたのも束の間、先送りになりました。
自衛隊に明文の位置づけを与え、制服を身にまとう男女に一層の誇りを与えるための憲法改正も、またしても棚上げです。
二つは急務。日本会議の任務は、このうえなく重大です。
日本会議会長なる肩書を付与されたからといって翌日からふさわしく務まるはずはなく、自分で自分を鍛えるほかあるまいと思いつつ、かつそれも悠長にはできまいと心得ます。皆様のご指導を仰ぎたいと存じます。

◎谷口智彦会長の主な経歴

昭和32年香川県生。東京大学法学部卒。『日経ビジネス』で編集委員、ロンドン特派員。在英中は世界最古の外人記者クラブ・ロンドン外国プレス協会でアジアから初の会長。
平成17年外務省で外務副報道官、第二次安倍政権では平成25年に内閣審議官、のち官房参与となり、安倍総理の外国向け演説を日英両語で担当。慶應義塾大学大学院教授を経て現在富士通フューチャースタディーズセンター特別顧問、筑波大学特命教授。
近著は『安倍総理のスピーチ』、『誰も書かなかった安倍晋三』。BBCなど海外英語ニュースへのライブ出演は500回を上回る。『月刊正論』、産経新聞(「正論」、「月曜コラム」)、『月刊Hanada』でコラムや書評を連載中。

【終戦80年】特攻隊出撃前の肉声―英霊の思い

歴史

本日6月23日は、沖縄慰霊の日です。20万人を超える方々が亡くなられた沖縄戦から80年。改めて、この地で亡くなられた全ての方々に深く哀悼の意を表します。

私たちが生きる今の日本は、先人たちの並々ならぬ努力の上に成り立っています。特に、国の危機に際し、自らの命を顧みず、国民と日本国を守り抜いてくださった英霊の方々の存在を忘れてはなりません。

今回は、英霊の皆様が抱かれた「思い」について深く考えるため、ぜひご覧いただきたいYouTube動画をご紹介します。

▼ご紹介動画はこちら https://youtu.be/eFX5J_xsvC0?si=3e3z5zztiL3ggTgh

※動画内容の一部テキストを下記に掲載しています。ぜひご一読ください。

今年、終戦80年を迎えるにあたり、この映像をご覧になり何を感じられたでしょうか。私たち日本会議は、英霊の皆様が命を懸けて守り抜こうとされたこの日本を、次世代へとしっかりと引き継いでいくことが、現代を生きる私たちの使命であると考えております。そのためには、英霊の皆様の「思い」を風化させることなく、その思いを胸に日々の生活を送ることが重要です。

今後も日本会議は、日本の誇りを取り戻し、より良い国を築いていくための活動を続けてまいります。皆様には、ぜひこうした活動にご理解ご協力いただけますと幸いです。


■ご紹介動画の一部テキスト

当時、慶應大学の1年生だった塚本太郎さんは学業半ば、予備学生として海軍に入隊し、「回天」の搭乗員を志願します。(回天…大型魚雷を改造し、操縦者が1人乗り組んで敵艦船に体当たりをする兵器)

「自分から志願することはないのに」と可愛がってくれたおばさんが嘆いた時、塚本さんは苦笑して「こんな時に若いものが出ていかなきゃ、おばさん、日本の人がみんな不幸になるよ」と答えたと言います。

塚本さんは入隊を前に、お父さんの経営するスタジオで出陣の心境をレコードに録音しました。

海軍少尉 塚本太郎

「父よ母よ、弟よ妹よ。そして永い間育んでくれた町よ、学校よ、さようなら。本当にありがとう。こんな我がまま者をよくもまあ本当にありがとう。

「僕はもっともっと、いつまでもみんなと一緒に楽しく暮らしたいんだ。愉快に勉強し、みんなにうんと、ご恩返しをしなければならないんだ。春は春風が空におどり、みんなと川辺に遊んだっけ。夏は氏神様のお祭りだ。神楽ばやしがあふれてる。昔はなつかしいよ。しかし、僕はこんなにも幸福な家族の一人である前に、日本人であることを忘れてはならないと思うんだ。人生20年ー。余生に費やされるべき精力の全てを、この決戦の一瞬に捧げよう。

我ら今ぞいかん。南の海に、北の島に、全てをなげうって戦わん。大東亜の天地が呼んでいる。十億の民が希望の瞳で招いている。 みんなさようなら!元気で征きます。」

昭和20年1月21日、塚本さんは回天に乗り組み、西カロリン諸島ウルシー湾の敵艦隊に体当たりし、壮烈な戦死を遂げました。享年21歳。

塚本太郎さんの弟・悠策さんは語ります。

「一番にあったのは国に対する思いで、『誰かがやらなければ、この国を守るんだ』という。それだけに、家族を思う気持ち、母や弟や妹、父とか、その間で随分その気持ちが複雑に揺れたんだろうと思います。思いを断ち切ろうとする気持ちと、『やらなきゃならないんだ』という思い。それを20歳の人がやったことに、僕はすごいなと思うんです」


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