[国会議員懇談会]菅総理に「男系による皇位の安定的継承を求め」申し入れ(令和2年11月12日)

[国会議員懇談会]菅総理に「男系による皇位の安定的継承を求め」申し入れ(令和2年11月12日)

令和2年11月の記事一覧

[国会議員懇談会]菅総理に「男系による皇位の安定的継承を求め」申し入れ(令和2年11月12日)

■日本会議国会議員懇談会、男系による皇位の安定的継承を求め、菅総理に申し入れ
■菅総理、「これまで述べてきたことに変わりない」
「立法府の中でも議論の促進を」と表明

日本会議国会議員懇談会の古屋圭司会長、同皇室制度PT座長の衛藤晟一議員らは、11月12日に官邸を訪れ、菅義偉内閣総理大臣に対して、男系による皇位の安定的継承を確保するため申し入れを行いました。(下記に「申し入れ」全文を掲載)

021112-日本会議国会議員懇談会(総理申入れ)

021110-日本会議国会議員懇談会(官房長官申入れ)

上皇陛下の退位を認めた「皇室典範特例法」(平成29年)の国会審議では、皇位の安定的継承、ならびに「女性宮家」について政府が検討を行い、その結果を国会に報告するよう衆参両院で附帯決議がなされており、11月8日の立皇嗣の礼により皇位継承儀式に区切りがつくことから、超党派の議員連盟としての男系による皇位継承の実現を官邸に要望したものです。

会談した古屋議員懇会長によると、菅総理は官房長官時代から男系継承が例外なく続いてきた重みを踏まえると答弁してきたことを念頭に、「これまで述べてきた考えに全く変更はない」と語り、「立法府の中でも議論を促進してもらいたい」と述べたと明かしました。
また古屋会長は記者団に対して、「男系継承の歴史は非常に重い」「時間的な余裕はない。今から対応する必要がある」と話しました。

政府は、現在まで検討開始の時期等について明言していませんが、今後開始の時期、検討方法、政府の検討結果の内容、検討内容の公表のあり方などが焦点となります。会談に先立つ10日、議員懇は加藤勝信官房長官にも同様の申し入れを行いました。


「安定的な皇位継承を確保するための諸課題」に関する申し入れ

去る令和2年11月8日に立皇嗣の礼が執り行われ、
秋篠宮文仁親王殿下が皇位継承順位1位であるお立場を国の内外に宣明されました。
我が国の皇位継承は、先人たちの努力により今上陛下まで第126代にわたって古来例外なく男系で継承されております。政府におかれても、
「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえながら、慎重かつ丁寧に議論を行うことが必要」とご答弁されておられます。
しかし、現在の皇室において次世代に属する皇族男子は悠仁親王殿下のみという、極めて不安定な状況にあります。男系による安定的な皇位の継承を確保するためには、次世代に備えた対応が急務であり、この問題を先送りせずに策を講じる必要があります。
以上のことから、次の通り申し入れます。

一、 古来例外のない男系による皇位継承を維持する
二、 戦後、皇籍を離脱した旧宮家の男系男子孫の中から、悠仁親王殿下をお支えすることのできる年代の方々を皇族として迎え入れ、安定的な皇位継承を確保する

令和2年11月12日
日本会議国会議員懇談会
会長 古屋 圭司
皇室制度プロジェクトチーム
座長 衛藤 晟一

[地方議員]地方議員から「誇りある国づくり」を~松田 良昭 日本会議神奈川議員懇談会会長、川本 学 事務局長に聞く(令和2年11月)

日本

地方議会から「誇りある国づくり」を No.74

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憲法改正への熱い想いを持った「人」たちと共に

日本会議神奈川議員懇談会
会長 松田 良昭 神奈川県議

同事務局長 川本 学 神奈川県議

 

■県・市町村議会議員一体となった議連

― 現在、全国8ブロックのうち、関東、近畿、中四国、九州の4つのブロックで議連が設立されました。3つの政令指定都市を抱える神奈川県では、この度、県・市町村議会議員が一体となって憲法改正にむかうべく、日本会議神奈川議員懇談会が設立されました。
松田◆
本来であれば47都道府県それぞれに議連ができることが望ましいのですが、それぞれの地域には特色や課題がありますから、全てに都道府県議連を作るのは、そう簡単ではありません。しかしそういった部分を互いに補い合っていくという意味で、ブロック議連を立ち上げていっているんですね。
国民運動にしろ、政治運動にしろ、それを行っているのは「人」です。憲法改正運動にしても、それに取り組んでいる一人一人の点が線となり、線と線が面となり、それが立体的になっていく。そうやって一人一人の熱い想いがつながり合っていくのが、ブロック議連だと思うんです。

川本◆
この度、設立した神奈川の議員懇談会に所属するのは、自民党の現職議員だけではありません。無所属の議員や元議員、これから議員を目指している、という人たちが結集しています。
元々は3月25日に発会する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために延期となりました。しかし、この憲法改正運動の先陣を切りたい、との思いで、この度県議会議員はもちろん、市町村議員一体となって憲法改正運動に取り組むための議員懇談会を立ち上げました。

■時代の先駆けとなってきた神奈川

川本◆
歴史的に見て、幕末の横浜開港に始まり、鉄道はじめ、様々な文明がもたらされ、全国の近代化の先駆けとなった地であり、「神奈川から日本の新しい時代が始まった」と言われております。

― と、言いますと?

川本◆
ペリーが浦賀に来航し、我が国は開国しました。もっと遡ると600年にわたる武家政権発祥の地は鎌倉でもあります。時代の変化の時には、実はここ神奈川から動き出しています。

松田◆
一方で、75年前の8月30日にはマッカーサーが厚木に降り立ちましたね。そして横浜のグランドホテルに入り、日本弱体化のために動き始めました。我が国の伝統を潰される、その出発点もまた神奈川だったと思っています。

川本◆
そういう意味でも、ここ神奈川から日本の伝統を取り戻す憲法改正運動のうねりを起こしたいと思っているわけです。
懇談会の設立大会は人数を制限し、約一〇〇名の方々にお集まりいただきました。会長である松田県議からのご挨拶の他、来賓として元参議院議員で日本会議神奈川会長の斉藤文夫氏、元横浜市議会議長で日本会議神奈川横浜支部長の藤代耕一氏、師岡熊野神社宮司で全国神道政治連盟副会長の石川正人氏にお越しいただきました。

― 県議会議員だけでなく、市町村議員も一丸となって憲法改正運動に取り組んでいく体制が作られた、という点では、全国的にも画期的ですね。

川本◆
都道府県議会議員で構成される議連は全国でも40都道府県で設立されていますが、神奈川県では政令指定都市である川崎市でも議連が設立されています。また衆議院選挙区ごとに設立される「国民投票連絡会議」は、18の選挙区のうち、8つの選挙区ですでに設立されていて、他に7つの選挙区が設立準備中です。

■自分自身に誇りを持つために

松田◆
運動を行っているのは、一人一人の「人」であるというお話をしましたが、これもそういった「人」が集まってきた、ということだと思います。憲法改正への思いを持った人たちが自発的に動いてきた結果だと。

川本◆
憲法改正っていうと難しい問題のように聞こえますが、分かりやすく言えば、「自分の家(国)のルールは自分で決めたい」、ということでしょう。
75年前、自分の家(国)のルールを他所(他国)の人たちに決められてしまった。もうそろそろ自分の国のルールは自分たちで決めましょうよと。それが憲法改正ということだと思います。

松田◆
私は日本ほど良い国はないと思っています。日本という国にも誇りを持っていますし、日本人である自分にも誇りを持っています。幼いころから、祖父や父から「自信を持て」と言われて育てられました。ですので、「日本が嫌い」「日本に誇りを持つことができない」という人たちが、なぜ、そういう考えを持ってしまうのか、どうしても理解ができません。
私自身は、誇りある国・日本をよみがえらせたい、皇室のすばらしさを伝えたい、と思っています。そのための憲法改正なのです。
幸いにも神奈川県には、憲法改正への熱い想いを持った「人」がたくさんいます。そういう人たちの思いを大事にしつつ、また互いに励まし合いつつ、ここ神奈川県から時代を動かしていきたいと思っています。

(8月26日インタビュー/『日本の息吹』令和2年11月号より)

トピックス : 地方議員

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