【永田町ニュース】高市首相、法相と男女共同参画担当大臣に「旧姓使用の課題整理と拡大」を指示
高市首相は、新内閣の発足にあたり各大臣へ指示書(全38頁)を発出しております。
その中でも注目されるのが、今回、法務大臣と男女共同参画担当大臣に対して「旧姓の通称使用における課題の整理と必要な検討」を指示した点です。
これまでも現行の男女共同参画基本計画では、「引き続き旧姓の通称使用の拡大やその周知に取り組む」とされてきましたが、かつて法務省が選択的夫婦別姓を推進した経緯もあり、政府全体として旧姓使用の拡大に取り組むことには消極的でした。
しかし、今回、自民党と維新の連立合意において、「旧姓の通称使用の法制化法案を令和八年通常国会に提出し成立を目指す」と明記されたことから、政府としても与党の議論に材料を提供し、かつ課題を整理していく必要が生まれました。
首相の指示は、政府として旧姓使用法案を出すことまでは明言していませんが、過去の旧姓使用拡大が各省庁に任されていたものが、政府横断的に取り組む環境が作られていくと推察されます。
平口洋 法務大臣への指示
1、 関係大臣と協力して、旧姓の通称使用における課題の整理と必要な検討を行い、更なる拡大に取り組む。
黄川田仁志 内閣府特命担当大臣 (こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画) 女性活躍担当大臣 共生社会担当大臣への指示
1、女性が活躍し、すべての女性が輝く国づくりを進めるため、また、支援を必要とする女性が誰一人残されることのないよう、厚生労働大臣など関係大臣と協力して、男女共同参画基本計画で掲げられた目標の達成や女性の経済的自立の実現等に向けて取り組む。社会のあらゆる組織の意思決定に女性が参画することを官民共通の目標とし、国としてその環境を整備する。関係大臣と協力して、旧姓の通称使用における課題の整理と必要な検討を行い、更なる拡大に取り組む。
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