[夫婦別姓]「男女共同参画基本計画」に「夫婦別姓推進」が盛り込まれる?!

[夫婦別姓]「男女共同参画基本計画」に「夫婦別姓推進」が盛り込まれる?!

[夫婦別姓]「男女共同参画基本計画」に「夫婦別姓推進」が盛り込まれる?!

家族

●8月末にパブリックコメントが締め切りに

内閣府の男女共同参画会議が策定中の「第三次男女共同参画基本計画」に、「夫婦別姓推進」が盛り込まれる危険性が急速に高まっています。国民の意見を聴取するパブリックコメントの募集は、今回の8月31日で締め切られ、今秋の閣議決定まで意見募集は行わないことが最近判明しました。以下、これまでの経緯と今後の方策をご提案します。

①本年4月に公表された同計画の「中間整理」に対するパブリックコメントでは、国民各層から以下のような反対意見が多数寄せられました。
・「行き過ぎた男女共同参画の推進は問題である」、
・「『ジェンダー』という言葉を削除すべき」
・「選択的夫婦別姓の法制化に反対」
・「選択的夫婦別姓制度については、与党内でも意見が割れているようであるから慎重な議論が必要である」

②しかし、今回公表された「男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(答申)」には、そのような国民の切実な声は全く反映されていないばかりか、前回4月に意見公募にかけた「中間整理」とほぼ瓜二つの内容です。特に「夫婦別姓が必要である」と、大きく踏み込んだ提案も見られます。
《参照》:内閣府男女共同参画局HP
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/toshin/2-02.pdf

③しかも、最近(25日)に判明したことですが、予定では「基本計画素案」が秋頃に公表され、国民に意見提出のチャンスが与えられるはずでした。しかし、内閣府男女共同参画局に確認したところ、現在募集している8月31日に締め切られるパブリックコメント(「計画に盛り込むべき具体的施策についての提案」)をもって最後とし、秋以降には実施しないといいます。

④通常は、「基本計画素案」を発表した後、国民から意見公募を行い、閣議決定するという手順を踏むが、今回は、この手順は踏みません。男女共同参画局担当者は、「関係閣僚会議はあと一回しか開かない」「計画内容に関する議論はほぼ出つくしているので、今後は事務局で粛々と進めていく」と語っているといいます。

⑤このような強引な手法をとる背景には、4月のパブリックコメントで「夫婦別姓」や「ジェンダーフリー教育」に反対する意見が圧倒的多数であったと報道された影響があり、再び反論が高まる前に、まとめてしまおうという内閣府の焦りが感じられます。

⑥第3次計画が「夫婦別姓が必要である」と大きく踏み込んだ提案をしていることを、与党内の国会議員も、(関係閣僚以外の)大臣も、その事実を知りません。このまま水面下で準備が進められ、突然、閣議決定ということも考えらます。これは、与党内や閣内での議論をも省略し、何が何でも「夫婦別姓が必要」と明文化した既成事実を作り上げようという、菅内閣の国民を無視した極めて悪質な「政治主導」といえるでしょう。

●至急、皆さんのご意見を投稿して下さい
「男女共同参画基本計画」の意見募集は8月31日(火)必着です。意見・投稿の詳細は、下記の日本会議地方議員懇談会のブログを参照ください。
《ご参考ブログ内容》第3次 男女共同参画基本計画に盛り込むべき施策に関する提案募集(パブリックコメント)について
http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-2967.html#more

《参考》:「選択的夫婦別氏制度を含む民法改正が必要である」と提案(平成22年7月23日 内閣府男女共同参画局HP)
「第3次男女共同参画基本計画策定に当たっての基本的な考え方(答申)」について
第2部 第2分野 男女共同参画の視点に立った社会制度・慣行の見直し、意識の改革(PDF:158KB)
http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/kihon/sanjikeikaku/toshin/2-02.pdf

トピックス : 夫婦別姓男女共同参画

このページの先頭へ

Copyright © Japan Conference. All rights Reserved.