【永田町ニュース】日米首脳、横須賀で同盟強化を表明

【永田町ニュース】日米首脳、横須賀で同盟強化を表明

【永田町ニュース】日米首脳、横須賀で同盟強化を表明

永田町情報

10月28日、日米首脳会談を終えた高市首相、トランプ大統領は、大統領専用ヘリ「マリンワン」に登場し、横須賀を母港とする空母「ジョージ・ワシントン」を訪問し、海上自衛隊と在日米軍の将兵を激励しました。トランプ大統領が横須賀を訪問し将兵を激励するのは、令和元年に国賓として来日した際、安倍首相とともに海上自衛隊の護衛艦「かが」を訪問、その後夫人とともに強襲揚陸艦「ワスプ」で演説して以来のこととなります。

 この艦上セレモニーは、日米同盟の現在、そして両国が志向する自由で開かれたインド太平洋構想を、周辺の北東アジアや東南アジア諸国に見せる明確なメッセージとなりました。

 また、大統領の訪問は、9月から計画されたものですが、9月3日に北京で行われた抗日戦争勝利80周年行事での習近平、プーチン、金正恩といった首脳による対日宣伝へのカウンターとして企図されたものといえます。

 高市首相は、安倍首相をしのび、また自由で開かれたインド太平洋戦略を力強く進めていくことを表明し、「日米はともに帆を掲げ、自由で開かれた海を進みます」とスピーチしました。

高市首相の艦上でのスピーチ
「本日、米国の海軍創設250周年という記念すべき節目に、トランプ大統領と共に、地域の自由と平和を守る象徴である空母『ジョージ・ワシントン』で挨拶をするチャンスをいただいたことを心から光栄に思います。

まず何よりも日夜、我が国と地域の平和と安全のために尽力してくださっている自衛隊員、そして在日米軍の軍人の皆様に心から敬意と感謝を捧げます。

6年前、この横須賀の地でトランプ大統領と亡くなった安倍晋三総理が、日米が共に手を取り合って、この地域の平和と安全を確保していくという決意を示しました。

今ここに再び、日米の最高指揮官が並び立ったこの機会に、私はその決意を引き継ぎ、インド太平洋を自由で開かれたものとし、そして地域の平和と繁栄の礎とする決意を新たにしました。

今、我々は、かつてないほど厳しい安全保障環境に直面しています。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られます。

あちらに見える『もがみ』と『まや』を含む自衛艦と、この『ジョージ・ワシントン』は、数多くの訓練を重ねてきました。また横須賀にいる多くの補給・整備に携わっている日米関係者の皆様、そして地域社会とのきずなが、米国海軍の活動を長年にわたって支えてきました。こうした幾層にもわたる日米の協力が、日米の抑止力・対処力を確かなものとしております。

私は決意しています。今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定に、より一層積極的に貢献していきます。

そのことにより、トランプ大統領と共に、世界で最も偉大な同盟になった日米同盟を、更なる高みに引き上げてまいります。

日米はともに帆を掲げ、自由で開かれた海を進みます。この横須賀から紡がれるコードは、日米のきずなを輝く未来へと導くことを確信しています。」

このページの先頭へ

Copyright © Japan Conference. All rights Reserved.