【永田町ニュース】高市首相、「多国間防衛協力」や「テロ対策」「サイバー防御」を指示
高市首相は、新内閣の発足にあたり各大臣へ指示書(全38頁)を発出しております。
今回は、小泉防衛大臣と松本デジタル大臣への指示の中から抜粋してお知らせします。
小泉進次郎防衛大臣に対しては、日米だけでなく、日米韓、日米比、日米豪、日米豪印など多国間の防衛協力に取り組み、「自由で開かれたインド太平洋」の進化を指示しました。
また、松本ひさしデジタル大臣には、「CBRNEテロ対策」や「サイバー安全保障」を指示しました(CBRNEテロとは、化学・生物・放射性物質・核・爆発物を指します)。
またサイバー防御については、プロパガンダ、偽情報等への対応も含まれています。
Ⅰ 小泉進次郎(防衛大臣)への指示
1、日本国及び日本国民の安全と繁栄を確保するため、国家安全保障会議の下、関係大臣と協力して、国家安全保障政策を一層戦略的かつ体系的なものとして実施する。国民の命や暮らしを断固として守り抜くため、国家安全保障戦略等に基づき、防衛力の抜本的強化に取り組む。また、関係大臣と協力して、民生技術の積極的な防衛目的での活用、防衛技術の社会への還元も視野に、防衛生産・技術基盤を強化する。あわせて、関係大臣と協力して、自衛官の処遇や勤務環境の改善、新たな生涯設計の確立に取り組むとともに、将来の戦い方を見据え、自衛隊の人的基盤の強化に取り組む。
2、日米同盟を基軸としつつ、共同訓練、装備・技術協力を含め、日米韓、日米比、日米豪、日米豪印等の二国間・多国間の防衛協力・交流を推進するとともに、関係大臣と協力して、自由で開かれたインド太平洋を進化させ、地域の安全と安定を一層確保するための取組を主導する。
Ⅱ 松本ひさし(デジタル大臣 デジタル行財政改革担当大臣 行政改革担当大臣 国家公務員制度担当大臣 サイバー安全保障担当大臣)への指示
1、関係大臣と協力して、CBRNEテロ対策に取り組む。
2、関係大臣と協力して、サイバー安全保障分野における司令塔として、能動的サイバー防御を含む各種取組を推進するとともに、サイバー対処能力強化法に関する事務を着実に実施する。関係大臣と協力して、高度なサイバー攻撃やサイバープロパガンダ、偽情報等に対応できる技術開発・人材育成を加速する。
サイバーセキュリティ戦略本部に関する事務を担当させる。
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