[ブラジルからの提言]大東亜共同宣言は今日の夢

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『日本の息吹』12月号で、「日本最良の時―大東亜会議と大東亜宣言」を読んだ。このような事実、真実の歴史に今まで出会えなかったことが不思議であった。昭和18年、戦争の真っ最中に、アジアの指導者が一堂に会し、共同宣言を発表されている。あの戦争は「日本が侵略戦争を起こしたのだ。悪いのはすべて日本だ」とGHQがどれほど宣伝しようが、日本に住む人ならば、昭和の政治家が何を考え、どう行動したのかこの共同宣言一枚を見ても日本の思惑がはっきりわかる。こうした事跡がどうして日本人の前から隠されていたのか真に不思議である。

日本がこの大戦で成し遂げたことは、地球にとって20世紀最大の事跡ではないかと思う。確かにロシア帝国を破った日露戦争(1905年)も偉大であり、ひとつの奇跡ではある。しかし、200万人近い日本の兵隊さんが、命をかけて働いて下さったお陰で、インド、中国、アジアやアフリカの国々に住む有色人種の人々、たぶん地球上の80%以上の人々が苦しめられていた人種差別を開放したことは、何にも比べることのない偉大なる業績である。

白人による植民地支配をぶっ潰したのも、この戦争の大きな功積である。明治以来、日本の政治は白人による支配を恐れ、それに対するさまざまの政策を行った。アジアでただ一国、白人の支配を受けなかったことだけを見ても、日本の大正、昭和の政治家や軍人は、実によく日本国の独立を守り通したものだと思う。アメリカの日本壊滅作戦により、国富の60%までも失い、沢山の方が(日本の人口の5%以下)亡くなった。白人による植民地支配は、被植民地より収奪し、被殖民に自由を与えず、奴隷同然の扱いを200年近くも続けた。この功績もまた大きい。

大東亜戦争により、西洋人はアジアより一掃され、日本の人種差別の撤廃と独立のための防衛、愛国心教育が功を奏し、日本の敗戦と同時に、アジアの諸国は立ち上がり、帰ってきたアメリカ、イギリス、フランス、オランダの軍隊と戦い、独立を勝ち取って行った。折から日本では東京裁判が始まり、日本軍の植民地支配が断罪されていたという。戦勝国は勝手気ままで、自分たちはまさに軍の力で植民地を再構築しようとしていたという。

大東亜宣言は、現代にもそのまま当てはまる高貴な光を発している。アジアの諸国の人々は、再び日本が力強く立ち上がり、アジアの平和と発展のリーダーとなってほしいと願っている。日本は、アメリカや中国の如く力にまかせて自国の国益を追求しないことを、アジアの指導者たちは知っている。大東亜宣言の一行目には「世界各国が相寄り相助け、万那共栄の楽をすすめるは世界平和確立の根本である」と謳っている。中国、北鮮には通じないだろうが。

これを今の日本の国是、一大スローガンにし、国民一丸となって邁進しては如何であろう。国内問題だけに汲々とすることなく、アジアのために、世界のために、今が「日本最良の時」であることを願う。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

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