[ブラジルからの提言]経済特区における生産制限品目の開放
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[ブラジルからの提言]経済特区における生産制限品目の開放

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いよいよアベノミクス第3の矢が放たれようとしている。

この中でももっとも期待されるものは、中小企業のものつくりの真髄を高揚することにあると思う。日本の中小企業こそ、神代の時代から物作りの匠達に崇高なる信念を芽生えさせ、あくなき技術の進歩を生涯を掛けて推進してきた日本精神を引き継いでいると思う。世界はグロバリゼーションが叫ばれ、大型化、効率化、大量生産に向かっているが、今この時代に、日本の匠達が、嬉々として働ける場を経済特区に設けることの意義は大きい。

400年の昔、種子島にポルトガル人が漂着した。今でこそ日本の宇宙向けロケットの発射場があり、日本人ならば誰でも知っている地名ではあるが、そこが4世紀も前に技術の先進地区であったとは到底考えられない。刀鍛冶が、一丁の鉄砲を見て、同じものを造ろうと志し、造ってしまったという。
何年もせずして、信長は鉄砲隊を創り、3000丁を並べ、戦闘方法まで時代を先取りし、日本を統一してしまった。又、150年前、黒船が浦賀に来た時、日本の侍は筆と半紙をもって、黒船に乗り込み、ありとあらゆる寸法をとったという。そして1年か1年半の後に、太平洋を横断出来る大船を作ったという。それも小さな二つの藩で相前後して完成させたと記録に残っている。

経済特区の隆盛と日本人の物作りの心に火をつける意味で、特区内では物作りの制限をすべてなくする。国を守るために必要なすべての物品も含めて、政府により制限事項を取り除けば、即ち規制を無くするという一項を設ければそこでは、日本の自衛防衛隊が使用しているあらゆる機器の部品の生産・供給が可能となる。

宇宙ロケット産業にしても、超精密機器の心臓部分など政府公認の産業を育成することにこそ、第3の矢の目玉となるのではないか。日本独特の技術の養成も含め、他国の作り得ない、若人に物作りの楽しさを与える場であってほしい。日本人一人びとりの血には、きっとあの種ガ島の刀鍛冶と同じ精神が宿っている。ここを揺さぶれば、多くのニートが目覚め、多くの大学院生が生き生きとして日本社会を支える若者に変わっていくに違いない。

アベノミックスの大きな矢がそういうベクトルをもって、日本中に夢を撒き散らし、若者たちの未来を明るく照らすことを、南半球のブラジルより祈る。
(ブラジル日本会議 理事長 小森広 25/11/15)

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