[ブラジルからの提言]大和なでしこは世界の誇り

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その他

日本の女性は大和なでしこという名称を持つ世界一優秀な女性にしか出来ない役割を持った女性たちである。美智子皇后をはじめとして、世の男性の最高のパートナーとなり、家庭を切り盛りし、子供を育て、教育し社会に送り出す。男には出来ない女性本来の特性を生かした仕事に自分の生涯をかける気高い存在である。

男は、いわゆる世の中で言われている「仕事」しか出来ない。日本では昔から言われているように、男は外で仕事をし、女は内を守るとされてきた。男と女が平等だとはどこから出来た理論だろうか。もともと男女は、考え方も体つきも、この世に生まれてくる目的からして違っている。その違いを無視して、同じ「仕事」をしたらそれしか出来ない男に負けて当たり前である。

家を整え、家族の要になり、家の経済を切り回し、子供をもうけ、子供を育てる、それにご先祖を護り、未来を切り開く力を持っているのが女性ではないか。どれひとつとってみても男には不可能な「仕事」である。

世界には男女平等指数とかいうものがあり、日本は参加国136カ国で105番目という。女性が男と同じように働いたら、平和が無くなり、子供が皆悪餓鬼ばかりになり、世界の未来に暗黒が立ち込める。グロバリゼーションを奨める西欧社会は、文化差をなくし、社会差を無くそうとする。静かに考える時、各地域にはさまざまな環境に合ったさまざまな文化が息吹いていることが望ましい。ましてや男女の差が無くてどうして人間生きてゆけるか。

大和おのこの偉さは唯一点、自分の稼いだものをすべて一銭も残さず女房に渡すことにある。ブラジルでもそうだが、稼いだお金は男が管理し、奥さんには毎朝必要なだけ渡す。そんな世界にしたいのならば、男女平等を奨めるが良い。職を維持するために、あどけない赤ん坊を人手にまかせ、朝早くから夕方まで働き続けることが、女性にとって望ましいことなのか。まだ年端もいかぬ子供たちを保育園に預け、一日を無事過ごしてくれるように祈りながら「仕事」に就くことが、母として良いことなのか。

北欧のママさんたちには、家にいて小遣いさえなかったという。家庭経済も一切の仕切りも任されていなかった。その反動の中で、男女平等を目指し、その指数は高くなった。指数は高く社会進出は進んでいる。女性の経済力もあがった。その結果は、生まれる子供の40~50%が婚外子となっている。 それで女性は幸せなのだろうか。平和なのだろうか、大いに疑問である。

日本のなでしこはそうであってはならない。代議士にならなくても、社長にならなくても、日本の家庭の主婦であることが一番望ましい姿と思う。
日本の平和は主婦の力によって護られていると信じている。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

トピックス : ブラジル

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