[防衛]米・中、海上衝突の危機。中国の空母「遼寧」の動静で防空体制に穴
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[防衛]米・中、海上衝突の危機。中国の空母「遼寧」の動静で防空体制に穴

[防衛]米・中、海上衝突の危機。中国の空母「遼寧」の動静で防空体制に穴

安全保障

12月5日、南シナ海の公海上で、中国海軍に対する監視活動を行っていた米海軍イージス艦「カウペンス」と中国海軍艦船が衝突コースに入り、カウペンスが回避行動の末、停船したことが明らかとなりました。

双方の艦船の距離は460mと言われ、米国政府は中国政府に抗議しました。

カウペンスは台風30号の被災地支援のためにフィリピンに派遣されていましたが、空母「遼寧(りょうねい)」(※1)が海南島の基地に入港し、周辺海域で訓練していたことから、情報収集を行っていたものとみられます。

空母「遼寧」は11月26日、中国山東省の青島にある基地を出港し、台湾海峡ルートを通り、29日に海南島三亜にある海軍基地に入港していました。駆逐艦「瀋陽」「石家荘」、フリゲート艦「烟台」「(●=サンズイ)に維坊」が随伴していると報じられていました。

空母の南シナ海派遣を巡っては、周辺諸国に緊張が走っており、フィリピン外務省でも2002年に署名した「行動宣言」に違反する行為だと批判しています。

空母「遼寧」の活動については、自民党の国防部会でも論議を呼んでいます。
宮古水道を抜けて西太平洋に抜けた場合、空母からの艦載機の発着については、我が国のレーダー網では追尾できないため、太平洋側にも小笠原諸島等にレーダー網を整備し防空識別圏を設定することが部会内で提案されています。(※2)

●ご参照
※1「遼寧」
中国は、2012(平成24)年9月に空母「遼寧(りょうねい)」を就役させ、同艦就役後も艦載機パイロットの育成や国産のJ-15艦載機の開発など必要な技術の研究・開発を継続していると考えられる。(平成25年版「防衛白書」)

※2「我が国周辺海域における警戒監視について」
http://www.mod.go.jp/j/publication/wp/wp2013/pc/2013/index.html
平成25年版 防衛白書「第1章 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守る態勢」より

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