[ブラジルからの提言]立ち上げよう!日本

[ブラジルからの提言]立ち上げよう!日本

[ブラジルからの提言]立ち上げよう!日本

その他オピニオン

今日本は、安倍晋三首相の元、世界に輝いている。首相が政権に返り咲いたこと自体、吉田首相に次いで2人目という天の采配があった。ブエノスアイレスでのオリンピック招致運動での大成功は国民を沸かした。7年先のことではあるが、1964年以来の第2回目開催までの7年間で、東京は変わる。そして日本も変わる。なによりも日本人の心に明るい火が灯った。

国土強靭計画が始動し始めた。JR東海が独自でリニアを走らすという。
「夢の超特急」は、1964年開通の「新幹線」の上をゆく往年の夢の再現と受け止められ、全日本人にドデカイ夢を与えてくれた。世界初の鉄道技術であり世界一安全であることを謳っている。国土は小さくても、世界一の技術が
目白押しなのも日本の特徴である。リニアが北米横断に走るのも正夢か。

新型ロケット「イプシロン」が宇宙に荷物を運び始めた。大陸間弾道弾どころの騒ぎではない。より正確に、より安い費用で、空間でも地上にでも運搬可能な技術は、他国にとってはよだれが出るほど欲しい技術であろう。

日本の基である伊勢神宮の遷宮が20年ぶりに行われた。今年は出雲大社の60年ぶりの建て替えもあり、日本の神様までもが、日本の変革を応援して下さっている。あの敗戦は、日本の歴史始まって以来の出来事で、一度も戦で引けを取ったことのない、大和の神々には大きなショックであったであろう。今ここに、日本は建国の精神に則って独立国家に仕立て直すことをきっと望んでおられるであろう。

日本には1450兆円の現預金がある。15兆ドルだ。これをうまく使えばどれほどの威力となるか。勤勉な1.2臆人の国民があり、その民度は高い。
海洋国家日本の面積は世界で第6位である。海に眠っている未来の資源は大きい。何よりも日本の強さは、長い歴史とその中で培われた文化であろう。
21世紀の地球文明をリードーできる思想はきっと日本から生まれる。なによりも日本の象徴である天皇の祈りの心が、世界に広まることを熱望する。

日本が立ち上がるときが来ている。日本人が雄雄しく世界に向かって利他の心を説く時がやってきている。立ち上げよう、日本。勇気を持って、未来に向かって、世界の平和のために立ち上がろう、日本。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]「小学校で美しい日本語を!」

その他オピニオン教育

日本の公共教育は、「人創り」において独特の特徴を持ち、全国民に余すことなく読み書きソロバンをさずけ、団体行動にならし、日本人として最低の一線を持った人に育てることにあるのではないか。今ここに来て、小学校で外国語を学ばせようとするのは如何なる考えがあるのか、大いに疑問とするところである。

幼き子供達に外国語を教えて何を期待するのか。幼年時代にやるべき教育とは日本人としての心の教育ではないのか。外国の言葉を教えるのは、本人の自覚が育つ12歳以降で充分である。それでなくても外来語の氾濫する日本社会に住む子供達は、外国風に育てられており、英語を教えたらなお更その風潮に溶け込み、日本人らしさを無くしてしまうであろう。正に無国籍人を作ってしまう恐ろしい計画ではなかろうか。

日本人が日本人としての誇りを持つには、正しい日本語を使えることと正しい日本の歴史を知ることであると思う。英語に時間を増やせば、それだけ日本語の学習の時間が減る。美しい日本語で、日本の昔話や神話を聞かす時間を増やすことこそ、日本人としての自覚を促し日本人としての夢を育むはずである。それでなくても電子機器による遊びや友達同士の交信に多くの時間を取られる現代の幼子たちが、心に染みる童話や色々な偉人の物語を聞けるチャンスは減るばかりである。野原を駆け巡り、川や山を歩く楽しさを子供達に教えてあげたい。美しい絵を見せ、素晴らしい音色の音楽を聞かせ、屋外で夢中で遊ばせてあげたい。元気のある子供たちに、大きな夢を与え、人生の楽しさを感じさせる教育に英語などを勉強する余地はない。幼いうちに自分は日本人だと思える幾多の想い出を作る元になる「自分の言葉」をしっかり身につけさせたいものだ。

ブラジルに移り住み50年が経つ。その経験からして、ブラジル語を日常不自由なく使い暮らしているが、ブラジルの国の言葉を、ここで育った自分の子供達と同じ様に喋ることは出来ない。アクセントも違うし、文法も怪しい。同じようにはしたくても出来ないのだ。一人の人の母国語は幼きときに身につけたその人の言葉である。日本で育つ子供達にとって、その母国語を完成させることは、その人間の生涯における最重要事項である。そのことを子供の教育に携わる人に知ってもらいたい。ブラジルで育つ日系人の母国語はブラジル語である。彼らはそれを土台にして必要に応じて勉強し、簡単に数ヶ国語をマスターする。大きくなって自分で自覚して勉強すればよい事だ。小学校で英語を教科に組み入れてもモノになる訳がないと、我々移民はその体験で知っている。

戦後の歴史教育の間違いを直さず、さらにもう一つ大きな罪を犯そうとする。正に亡国の愚挙である。日教組の亡霊が、新教育基本法を無視して、教育界を翻弄しているのであろうか。日本人としての誇りは「きれいな日本語」を話すにありと考える。小学時代の日本語を絶対におろそかにしてはならないと思う。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]沖縄を守ろう

その他オピニオン安全保障

アメリカも中国も大いに揺れている。アメリカはオバマ政権が掲げる医療保険制度の改革と連邦政府の債権上限引き上げ問題で大混乱であり、中国は環境問題と共産党員の汚職と腐敗に悩んでいる。どちらも国家の根底を揺るがす問題である。日本にあってはこれに匹敵する、一番大きなな問題は何であろうか。

それはアメリカとの安全保障を確立することであり、それには沖縄問題をがっちりと固めることにあると信ずる。民主政権時の迷走を取り戻し、日米両国の互いの信頼を取り戻すことこそ急務であり、具体的には沖縄問題の解決にある。沖縄を守り抜くことがひいては尖閣諸島に対する中国の邪念を振るい落とし、沖縄の海を平穏に為す。

幸いにして17年ぶりの日米防衛協力の指針見直しが行われ、まさに懸案の基地移転問題が両国間で合意、4年半ぶり迷走に終止符が打たれた。残るは、地元沖縄県の方々の世界平和を願う心がどれほどかにある。戦争は悪だが、戦争しなくてすむように、戦争に巻き込まれなくすることの大切さを、知ってもらうことである。中国には人権もなければ、人々の経済的な豊かさも期待できない。中国の我侭さは、共産党員だけが利用できるものであって、国民の平和を祈る心は一切ない。

2国が自国の問題に気を取られている隙に、日本は、東アジアの防衛を強化し、日米の安全保障を今の時代に合った方法に切り替え、他国のイチャモンを峻拒するべきである。沖縄の安全と経済的繁栄を確定出来れば、それは、日本の安全をかなり高い水準に引き上げたことになり、アジアの安定に繋げる。アメリカは覇権国家でなくなる日が近づいているようだが、日本と事を構えぬ限り、アメリカは没落はしない。しかし、一人豪華な生活をすることは、地球資源の枯渇により出来なくなるだろう。

世界のみんなが仲良く、平和に暮らすまず第一手は、沖縄を守ることにあると信じる。安倍政権の着実な一手がそこを固めるのを、ブラジルより見守りたい。ここサンパウロには沖縄の方々がいっぱい住んでおり、家長中心に
よく一家を運営されている。沖縄の方々の日本を愛する心根が、大きく開花し、国家の運営と防衛に協力されん事を切に祈る。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]「小学校の英語教科化」反対

その他オピニオン教育

日本は、世界に稀に見る微妙な表現ができる日本語を持っている。
その単語の数は、世界で一番多く、50万語にもなるという。漢語をベースに日本で独特な発展を続けている言語であることを文部省の方々はご存知であるはずである。

今も尚、外国語より日本語に転換されている外来語が増え続けており、我々ブラジルに住むものが日本を訪れる時、その余りの多さにびっくりする。そしてその内容が分からず、日本に行って日本語が分からないことが解り、大きなショックを受ける。

日本の商用チラシを見るとき、その驚きは頂点に達する。横文字のオンパレードではないか。商品名やら、会社名まで横文字だ。本当に日本人はこれらの言葉の意味が分かっているのだろうかと疑う。ブラジル語から推測して英語系やラテン系の単語はおおよそ見当がつく。しかし、分からないものの方が断然多い。

戦後の日本歴史は、曲がりに曲がってしまい、日本人の誇りを奪い去る元となっている。この上に日本語の学習の時間を短くしてまで、英語の教科化を進めるのは、如何なものか。それでなくても日本人としてのアイデンティティを無くしつつある子供たちが、日本人として自覚を持てる最大の要素である「自分たちの言語」をも奪うというのか。

ブラジルに住んで半世紀が経とうとしている日本人移住者達の嘆きを聞いていただきたい。ブラジルは日本人にとって素晴らしい国である。日本人にとってこれほど過ごしやすい国が、世界のどこを探しても見つからないのを私たちは知っている。しかし、移住者にとって、その国の言語を完全にマスターすることはない。したくても出来ないのだ。私たち移住者の母国語はやっぱり日本語である。日本で育った子供達が、いつまでも日本人であることは日本語が土台になっているからである。

外国語を教え始めるのは、12歳からで充分である。ブラジルで育つ日系二世以下何世になろうと彼らの母国語は、ポルトガル語である。彼らはそれを土台にして数ヶ国語を平気でしゃべり書き読む。高等教育を受けられる年代になってから勉強すれば、そうなれる。低学年で英語を強制的に学べというのは間違っていると、体験上私たちには解る。

歴史を知らない民族は滅びるという。戦後の歴史教育の是正もままならぬ時に、正に日本語の教育まで英語化させようというのか。産業界からの要望だとはとても思えない。
ましてや教育に携わる方々の常識とはとても思えない。或いは、産業界も教育界に携わる方々までも、日本人としての誇りを持たぬことを望んでおられるのであろうか。

ブラジルに住むものとして、小学生に対する「英語の教科化」を強く反対します。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]日本は道義国家をめざすべし

その他オピニオン

日本は主権を取り返してから久しい。1952年以来独立国でありながら自分の国を独自の努力によらず、他人に任せている。世界有数の経済大国でありながら、なんと不甲斐ないことよと、海外に住む日本人としては考える。自分の国を守れなくて、なんぞ一人前の顔が出来るや。ややこしい国際政治の中で、武力がなくて交渉ごとなどまとまるわけがない。小国に侮られ、内政干渉により靖国参拝も思いとおりにならない。尖閣、竹島、北方四島など占領地は返還交渉さえ出来ない。

諸悪の権限は,GHQ製の憲法にあり。改憲も出来ず、我慢を常態化させられている日本国の首相は、四面楚歌の気持ちではなかろうか。それにしても独立の意思を持たない公明党を与党内置いて、連立がうまくいくのだろうか。日本国の根本問題である憲法改正には反対の立場をとり、集団自衛権の問題にさえ賛意を示さない。挙句の果てに復興特別法人税の前倒し廃止にも不賛成とて不満を滲ます。そのうえに特定秘密保護法案についても、与党内での火種となっている。公明党には国家観が希薄で、民衆へのごますりしかない。愛国精神が希薄な宗教中心の集団であって、気の合わない寄り合い所帯となっていないか。

国家の基本政策となる日米関係など、自民党内でさえ一元化するのは容易でない。そこに外様が入ればなお一層紛糾することは目に見えている。時期を探らなければならないのはよーく分かるが、獅子心中の虫とならぬ前に
十分の余裕を持って対処せねば、自壊作用の元凶にならぬとも限らない。今一段と日本国の独立にために、新日本国憲法の成立のためにも、容易万端整えて時期を選び、発奮して頂きたい。

ブラジルでも14か15の小政党が乱立し、あることないことわめき散らし、自党の党益のみを追及し、紛糾に紛糾を重ねている。とりもなおさず
国家を中心に考えぬ輩であれば致し方なし。しかしながら日本国には天皇がおられ、日本の歴史、文化の源泉となっておられる。小を捨て大につく政党が他にもあるではないか。日本国の寄って来るところは、和の心があるかないかで決まる。即ち大和(だいわ)ある所こそ、大和(やまと)の国が厳守するであろう。与党内での一致なくして、世界を導くなどできぬ相談である。世界を目指す道義大国・日本であってほしい。がんばれ、日本。

ブラジル150万人の日本人と日系人は、日本が世界一の道義国家になることを望んでいます。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]消費税について

その他オピニオン経済

消費税8%への変更が2014年4月より実施と決った。
17年ぶりの変更であって、慎重に且つ細密に準備が行われた上での首相の決断である。腰折れを起こさぬように万全の減税と景気刺激策まで準備されていても、アベノミックス全体の失敗を恐れる人も多いと聞く。

日本における増税は、政権の命取りになることがある。税とはお上が一旦決めたら、下々は必ず納めるという社会通念がしっかりと根付いているからだと思う。ブラジルでは時の大統領が、税収不足を感じたときに、新税を考え付いたり、消費税の税率を大きいほうへと引っ張る。ルーラ前大統領は、8年間の統治期間に国民総生産額に対する総税収額の割合を32%から38%まで毎年少しづつ引き上げ、大赤字国家を債権国家に変える実績を残した。経済が安定した今でもインフレ指数は生きており、10種類以上のインフレ指数でももってあらゆる分野の物価調整が行われている。

ここ数年4%から6%位のインフレがあるが、それにつれて利息も調整されるから誰も文句はいわない。物価も上がるが、給料もあがる。これが刺激となって世の景気は上を向いて動いてゆく。日本のサラリーマンは、月給が15年も上がらず、固定された形となっても旺盛な労働意欲も持ち続けるのは不思議である。国家にとっても、国民総生産が前年対比殆ど変わらず、中進諸国の延びが大きく伸びると、ひとり日本のみ取り残され、中国が如きに追い抜かれるハメになる。

最高の景気刺激はインフレ目標を少し上げ、高齢者が持つ1500兆円ともいわれる預貯金に2%位の利息をつけることだ。これだけでも実質30兆円のお金が国民に廻る。高齢者が十分世話を受けられる高級リゾート福祉村の建設をすすめ、新しく建築された邸宅には遺産相続税をかけない。このような景気浮揚策を打ち出し、国民のお金を眠らせず、有効に使うと同時に実質的な国民生活の向上を図ることが、日本を高揚させ、世界の経済の牽引き車となるのではないだろうか。

来年4月に消費税は8%になるが、あと2%は既に法律によってあげることが決定されている。現在ブラジルの消費税は18%であるが、これはいかにも高い。会計士と弁護士がいかに節税するかを一生の仕事に費やすようでは、国の発展を阻害する。が世界一の福祉国家を維持するには、15%までの引き上げは止むを得ないのではないか。今よりそれを準備しておき、インフレそのものを、上手に使い、景気の腰折れを防ぎつつ、国家財政の健全化を達成出来たとき、日本は一段と神の望む国に近づくのではないだろうか。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/10/15)

[ブラジルからの提言]日本の平和を守ろう

自国を守るのは、国家として最低限必要な責務である。

2010年までの自民党は、憲法で抑えられているという理由から、領土を守り、国民を守ることさえおそるおそる、周辺諸国の意向と野党とジャーナリズムの意見に惑わされきた。やるべきことをやれなかった。だが、今日の自民党は、今の時代の緊迫感を前面に出し、自らの意思で国と国民を護るための戦略を練り上げ、それに合わせた行動を起こすべきである。

ウソと脅かしと約束違反の周辺諸国が、日本国民を拉致し、領土を犯し、占領地を返そうともしない。今をおいて日本が「自分の国は自分で護る」という最低の意思表示をし、世界に向かって宣言もし、実際に自国防衛のための行動に移すべきである。近隣諸国が、軍備を増強し、軍備を誇示し、いつにても日本国を相手に戦争を始めても良いと宣伝を繰り返している中で、当然ながら武器の製作に必要な精密部品などの輸出は、戦争抑止の意味からいって最低限必要な措置である。これを機会に、日本国内でも、自衛隊が抑止力の幅を広げるための戦略兵器や武器などの製造生産を自国内で出来るように、既成の法令を見直すことが必要である。

大東亜戦争当事、アジアの諸国は欧米によって殖民地化され、搾取の対象となり苦しんだ。日本も、ABCD国による経済封鎖により、日本は戦略物資である石油やその他の資源の輸入の道を断たれた。資源が欲しければ、中国からの引き上げ、満州の利権の一切の破棄を要求したハルノート。日本国民は、この無謀な要求に対し、自国の存立のため、またアジアの諸国の苦しみを軽減するために、立ち上がったのではなかったか。

日本軍の働きのお陰で、大戦終了後、独立を果たしたアジアの国は多い。アジアの沢山ある小国が共産主義や社会主義の餌食にならなかったのも、日本のアジア調和の精神が働き、それらの国々が、日本を見習って独立の気運に燃えたからではないか。日本は敗戦国となり沢山の日本人が亡くなった。が、それらの国々は独立を勝ち取り、欧米諸国はアジアより完全に撤退した歴史的事実が残り、現在のアジアの基盤が整ったのだ。

今アジアの成り上がりの国が、国際秩序を尊重せず、領土の拡張を図っている。国内では人権を無視し、環境の悪化により人間が住めないような環境となっても、共産党の幹部の金銭欲のために暴走し続けている。日本国の一部を1973年の海底資源発見を境とし、過去の歴史より自国領であると言い出し、軍事力を強化している。このような国に対し、アメリカ軍が占領時代に作った「憲法」をベースに、戦争しない平和憲法を守るに汲々としているのは、余りにも馬鹿げている。

極道ものを取り締まるに、丸腰であっては相手の言いなりになるより仕方がない。相手の言いがかりをものとものしない態勢を築き上げ、無理な要求をされない毅然とした国力を持ってこそ平和大国といえる。またその上に周辺の小国を援助し、必要であれば、国を護るための巡視船などの供与は、国際平和を維持するための方策として実施するべきである。
日本国が自国の平和を守り、周辺の小国の安寧ために力を蓄えることを期待する。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/08/09)

[ブラジルからの提言]日本会議へ 新しき良き日本を創るために

その他オピニオン

今年4月28日に主権回復を祝う会が日比谷公園で行われた。諸先輩方の猛烈なる努力の結果、政府主催の主権回復の式典を戦後始めて出来たと聞いた。今までそれが行われなかったことよりも、今は一刻も早く、自主独立の気運を盛り上げるべきではなかろうか。

アメリカ軍に守ってもらわないと国が立たずで良いわけがない。大人がそれで良しとすれば、子供はそれに従わざるを得ない。戦後68年が経ち、それでもまだ早いという理屈は通らない。2世代が過ぎ3世代目に入ろうとしている今、直ちに行動を起こさないと、日本の日本独自の歩みが歪められ、まともな歩みとはならなくなると思う。

「新しき良き日本」と表現した方が、古き時代の人々には受けいれ難いかもしれない。今言わんとしていることは本当は「古き良き時代の日本」と言い換えたいところだが、これの方が良いと思う。なぜならば、今日本で生きている人が、心持良く過ごせる日本を創ろうとしているのであって、決して戦前の天皇制・封建制などの日本に戻ろうとしているのではない。世界で一番古い歴史を持ち、人々が仲良く過ごせるノウハウを持つ国日本が、世界のためになる「新しくて良い国」を目指すべきだ。

日本は大和の国=大きな和を国是として持ち、奈良時代から数えても1500年の歴史をもつ。日本は長い間「民に重点をおいた平衡社会」を維持してきた。資本主義でもなく、もちろん共産主義でもなく、地球人類の共生を目指した新しき秩序を作らなけば、そこには資源不足という大危機が待っている。日本には、素晴らしい資源がある。八百万の神々が住む山川があり、それを信ずる利他の心を持ちあわせた国民が居る。近代生活に必要な資金もあれば、世を変えるに必要な技術も持ち合わせている。歴史から編み出された人の生き方も、世界の文明面から見た総合力は、奥深く且つ、広くて、世界を魅了する力を持っている。

日本は独自の文化と文明の国だ。日本は自主独立するべきだ。独自の憲法を持ち、毅然とした一国を構え、平和を国是とするべきだ。それには他国に侮られないだけの軍備を持ち、常に対等な交渉ができるだけの準備を持つべきだ。武力なくしては平和の使節にも外交一つ全うには出来ない。「新しき良き国」を創るべく、国民が一丸となって、自分らの政府を支持するべきだ。

日本会議の皆様の活躍次第で、これからの日本は強くもなったり弱くもなったりする。決して政府のみに苦労をさせず、「古遺伝統と文化にのっとった新らしい良い国」創りを進める政府を支え守ることこそ、偉大な「日本会議」の最大の仕事であると思う。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/08/09)

[ブラジルからの提言]現憲法を国民投票にかけるチャンスを与えよ

その他オピニオン憲法

現行の日本憲法は、戦後まもなく、アメリカ軍主導の日本統治法といういうべき法律が戦後の言論統制された中で、強制的に採決され、現在まで続いている。勿論、国民投票など行われていない。

海外から見ていると、今の日本の姿はまったく矛盾している。世界一の文化と歴史を誇り、世界の経済大国である日本が、なんと貧しい精神生活をしていることか。平和大国日本は、誰のお陰で成り立っているのか。自分の国が自分の力で守りきれぬまま、のうのうと生活第一で良いのか。今の体制の悪さが、日本人から夢をもぎとり、希望を見出せぬ状態になっているのではないのか。

日本には似つかわしくない憲法が、そのすべての元になっているのではないか。近隣諸国の善意によって日本は生かされていると憲法に明記されているにもかかわらず、アメリカは日本国内に強大な軍隊を駐留させ、中国は、領土を侵犯しょうとし、ソ連は北方領土を返還しようともしないし、北朝鮮は、日本国民を拉致して返そうともしない。いつまで「善意」の近隣諸国を信じて生きてゆこうとするのか。

せめて日本国の憲法は、日本人の手で納得のいく文言で、日本国らしい憲法を作るべきだ。政治家は発議するだけの役割しか与えられていない。日本国民に現憲法をこのまま続けるべきか否か、国民投票を通じて審判させるべきではないか。現憲法が発布されたのは1947年、既に66年がたった。焼け野が原の日本が占領軍に統治されていた当時と、今の状況はまったく異なる。世界一の金満国家日本は、世界中から狙われている。せめて自分の国は自分で守るだけの準備をしておかないと、簡単に根こそぎもっていかれる。

良心のある、真に日本国の将来を考える政治家にお願いしたい。党派党略を言わず、日本本来の平和国家をつくり、世界の模範国家となるため、参議院議員の2/3、162名の合意をもって、国民の権利である国民投票の機会を国民に与えたまえ。既にして140数名の議員は賛意を示していると新聞紙上に見る。議員でありながら、日本の繁栄を願わぬ人はいないはずだ。日本国民を信じ、今の憲法をこのまま続けたほうがよいかどうかを、直接国民に問うべきだ。
現在の日本の矛盾は、そこから始まっている。元から直すには国民投票しかない。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/8/2)

日系ブラジル使節団「松柏・大志万第19回訪日使節団」歓迎交流会を開催

国民運動日本

去る2月3日、東京・明治神宮において14歳~16歳の日系ブラジル子弟を迎えた、日本会議主催「第19回ブラジル松柏・大志万学園訪日使節団・歓迎交流会」が開かれました。この会で、日系ブラジル使節団の引率責任者の斎藤上田永実副校長は次のように語りました。

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「東日本大震災の時、日本の方々の姿を見て、私達は、日本人の子孫であること、自分たちの中に流れている尊い血に誇りを持ちました。そして感謝の気持ちでいっぱいになりました。」

使節団は、昭和47年から隔年で日本を訪問し今回で40年目を迎えます。渡航費は父母らが、子供が幼少のころから毎月積立てて捻出したり、中には日本に出稼ぎして費用を貯蓄し、子供たちを日本に送り出しているそうです。今回で19回目となる使節団は、ルーツ日本を訪ねて50日間、全国各地で研修しました。昨年末に訪日し、元旦は明治神宮での歳旦祭に参加、1月2日は、皇居一般参賀に参加、そして靖國神社に参拝し、遊就館を拝観しました。また姉妹校の千葉県君津市の小・中学校を訪問し、ホームステイ。また、伊勢神宮で早朝参拝し、広島では、江田島資料館などを見学しました。伊勢神宮の早朝参拝では、参拝を終えて、太陽が山の向こうに現れた時、一人の生徒が、「先生、天照大神だ」と叫んだそうです。太陽の光を浴び、その恵を感じ、日本の神様は自然である。全ての物に神様が宿っていると、子供たちは感じたそうです。(使節団は、全員で18名。生徒16名と教師2名からなる。)

2月3日、明治神宮での歓迎交流会で語られた、ブラジル使節団のメッセージ(一部)をご紹介します。

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◎斎藤上田永実先生(ブラジル国、松柏学園・大志万学院副校長)

「人間は、目標、やる気、戦う心を持っていれば、どんな困難に出会っても諦めずに前進できます。そのために一番大切なことは、本当の自分、自分は誰なのかという、アイデンティティ、ルーツをしっかりと芯から理解することです。

2年前の東日本大震災の時、ブラジルでもテレビニュースの報道で映像を拝見しました。私達も、世界中の人々と同じように、日本の方々の姿に感激しました。

自然の厳しさ偉大さの中で、日本の方々の礼儀正しく、静かで冷静な行動。自分が困難な状況にあるにもかかわらず、相手のことを思いやる心。どんな困難を前にしても、根性、忍耐を持って、絶対にあきらめないで前に進む心。自然災害をまず受け入れ、被災してもなお自然に感謝できる心。

私達は、日本人の子孫であることに誇りを持ちました。自分たちの中に流れている尊い血に誇りを持ちました。そして感謝の気持ちでいっぱいになりました。

この子供たちは本当に幸せです。ブラジル人でありながら、日本という美しく、深い伝統文化を自分のものにする機会に恵まれているからです。

子供たちは日本での50日間、いろいろな涙を流しました。全て美しい涙でした。子供たちは、日本での一つひとつの出会いを奇跡のように感じました。多くの貴重な体験は、一生涯役に立つものです。

私達は、これからも日本の方々の子孫であることに誇りを持って、ブラジルで精一杯務めさせて頂きたいと思います。皆様も、私達が心から愛している日本を、どうぞ皆さん、守ってくださいませ。お願いいたします。」

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