[ブラジルからの提言]大和なでしこは世界の誇り

[ブラジルからの提言]大和なでしこは世界の誇り

[ブラジルからの提言]大和なでしこは世界の誇り

その他オピニオン

日本の女性は大和なでしこという名称を持つ世界一優秀な女性にしか出来ない役割を持った女性たちである。美智子皇后をはじめとして、世の男性の最高のパートナーとなり、家庭を切り盛りし、子供を育て、教育し社会に送り出す。男には出来ない女性本来の特性を生かした仕事に自分の生涯をかける気高い存在である。

男は、いわゆる世の中で言われている「仕事」しか出来ない。日本では昔から言われているように、男は外で仕事をし、女は内を守るとされてきた。男と女が平等だとはどこから出来た理論だろうか。もともと男女は、考え方も体つきも、この世に生まれてくる目的からして違っている。その違いを無視して、同じ「仕事」をしたらそれしか出来ない男に負けて当たり前である。

家を整え、家族の要になり、家の経済を切り回し、子供をもうけ、子供を育てる、それにご先祖を護り、未来を切り開く力を持っているのが女性ではないか。どれひとつとってみても男には不可能な「仕事」である。

世界には男女平等指数とかいうものがあり、日本は参加国136カ国で105番目という。女性が男と同じように働いたら、平和が無くなり、子供が皆悪餓鬼ばかりになり、世界の未来に暗黒が立ち込める。グロバリゼーションを奨める西欧社会は、文化差をなくし、社会差を無くそうとする。静かに考える時、各地域にはさまざまな環境に合ったさまざまな文化が息吹いていることが望ましい。ましてや男女の差が無くてどうして人間生きてゆけるか。

大和おのこの偉さは唯一点、自分の稼いだものをすべて一銭も残さず女房に渡すことにある。ブラジルでもそうだが、稼いだお金は男が管理し、奥さんには毎朝必要なだけ渡す。そんな世界にしたいのならば、男女平等を奨めるが良い。職を維持するために、あどけない赤ん坊を人手にまかせ、朝早くから夕方まで働き続けることが、女性にとって望ましいことなのか。まだ年端もいかぬ子供たちを保育園に預け、一日を無事過ごしてくれるように祈りながら「仕事」に就くことが、母として良いことなのか。

北欧のママさんたちには、家にいて小遣いさえなかったという。家庭経済も一切の仕切りも任されていなかった。その反動の中で、男女平等を目指し、その指数は高くなった。指数は高く社会進出は進んでいる。女性の経済力もあがった。その結果は、生まれる子供の40~50%が婚外子となっている。 それで女性は幸せなのだろうか。平和なのだろうか、大いに疑問である。

日本のなでしこはそうであってはならない。代議士にならなくても、社長にならなくても、日本の家庭の主婦であることが一番望ましい姿と思う。
日本の平和は主婦の力によって護られていると信じている。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

[ブラジルからの提言]中国の横暴を懲らす法

その他オピニオン

この度の中国による「防空識別圏の設定」は、第2次世界大戦以来の暴虐、悪童振りを発揮した成上りー中国の姿を象徴したものはなかったように思う。
世界制覇を目指す中国らしい演出である。実力のほども知らず、国内さえ旨く纏めている様子の見えないガタガタの国が、400年ぶりに世界の檜舞台に踊り出、中華思想を建国64年の低文化と混ぜ合わせ、振り回してしている。

力にはやる暴虐ぶりが、現代の世界に受け入れられるはずもないのに、19世紀の帝国主義的領土の拡張を志すとは天晴れ、余程オムツの程が知れるというものだ。がその脅しの手口は抜群である。

現にアメリカの副大統領が慌てふためき、日本に飛んでゆき、日本の首脳と打ち合せのあと、中国に廻る予定という。第2次大戦では、米中の罠にはまった日本は、それで苦杯を舐めさせられたが、今度はそうもいくまい。

中国の横暴を世界にばら撒き、そのわがまま振りを喧伝するのが最良の策であると思う。外部に向かって何かをしないと内部の暴発が防げないところまで来ている中国はその面でも必死なのであろう。軍部が独走を始めたのか、国民の暴動が怖いのか、はたまた自然破壊の末、飲み水も息を吸う空気さえなくなりつつあるのか、異常の重なった中国では何でも起こり得る。

国連は世界の秩序を取り締まる国際機関である。満州を盗み、モンゴルを踏みつぶし、チベットでは民族滅亡をはかっている。中国をこの際「常任理事国」から外し、国連をして世界の平和のために役立つ組織にしなければならない。国連が国際法を遵守すべしとどの国にも言えるようになるには、常任理事国の拒否権を無くすことが絶対だ。他国の領土を侵すことを黙認していては国際ルール等は無きに等しい。泥棒を野放しにしておいては世界の平和は乱れ、紛争が増え続ける。この度の勝手な防空識別圏の設定は、ルール破りもいいとこで、中国の常任理事国からの引きづりおろしを薦めるべきだ。

第2の策は、中国製品と分かったら、そーっと棚に返し、買わないことだ。世界中の人が、世界の環境を破壊し続ける中国の製品を買い控えることだ。これを世界中の人々が実践すれば、中国にとっては一番辛い薬となる。

第3は日本に不法滞在する中国人を強制送還することだ。法に則った国には法があることを知らせるべきだ。中国に進出している日本企業の日本人が元気に帰国できるよう、いまから準備を薦めるべきだ。

何かが起こってからでは遅い。大きな被害が出るまえに、一刻も早い対応策をとるべきだ。最小の被害で止める法は、泥棒から出来るだけ遠く離れることしかない。それが道徳律と言われる日本の文化の粋かもしれない。

2013/12/12      ブラジル日本会議  理事長 小森 広

[ブラジルからの提言]韓国に対する対処法

その他オピニオン

ブラジルのサンパウロに住む朝鮮人はあまり多くない。このごろは中国人に押され影が薄くなっている。それは中国人の方が遥かに溌剌として、本国が大きな波に乗っているのに便乗しているように見える。韓国人はある下町に集中し、衣服の裁断縫製に進出し、韓国料理店も増えている。ブラジル人にとっては、日本人か韓国人か中国人かを区別することは難しい。日本人は後退し気味である。韓国人も一時の勢いは無くなっているが、勢力を伸ばしているようだ。本国の動きが、そのまま移民の姿と重ってみえる。

さて、現在の韓国を見てみるに、遮二無二歴史問題を取り上げている。一旦思い込んだら百年目、嘘も真実なくただひたすら言い募り、すべて自分たちの思ったとおりの歴史を作りあげる。これに対して、日本人がすべきは、国会図書館に眠る膨大な歴史文書を、確認された事実だけを歴史として取り上げ公刊することだ。日本語版は日本人のため、韓国語は韓国人に読んでもらえば良い。日本が統治していた時代の統計数字など、意外な新鮮さがあるのではないだろうか。

現在の韓国を代表する産業について、分析してみることはどうだろう。どれだけの発明発見があり、代表的産業の基礎がどこにあるのか知っておくことは大切だ。物まねと賃金の安さだけでは、いつか化けの皮がはがれる。経済発展の結果をしっかりと分析してみよう。日本と比べ、世界と比べてどこが優れているのか、相手を知る意味において大切なことだ。貿易にかける度合や内需はどの程度か、外国資本の企業の活躍は如何かなど。

また韓国経済を見た場合のアキレス腱はなにか。ウオンの下落、内国資本の積み上げ、失業率や給与、およそ経済の指標を探ってみれば、余命いくばくもないという事実もわかってくるはずだ。日本が恐れるものなど何も持ち合わせてない。事大主義は今も昔もおなじこと、中国が良くなったから向こうに行っただけ。主義も主張も何もない国ではないか。

この際、安倍首相の靖国神社参拝がひとつの解決法かもしれない。慰安婦問題の答えがこれだと明確に伝えるべきときかもしれない。人道にももとる国家ぐるみの嘘に対する第一弾だ。何の言い訳もなし、粛々と実行すべし。

第2は、日本企業のアジア諸国への転移を静かに始むるべし。第3には何がおこっても、相談は受けても一切の援助をせず、ただ冷静に見つめるべし。
共産主義も社会主義もそして資本主義も含めて100年前の形態では、国家を統べることは不可能であることを目の当たりに見せ付けるべきと考える。

自壊は近い。手を差し伸べないのがこの際最上の策ではなかろうか。そうすれば「可哀そうな韓国人慰安婦の像」は世界から消えうせてしまうだろう。
12/12/2013/12/12      ブラジル日本会議
理事長 小森 広

[ブラジルからの提言]肇国の精神に還れー米は日本の原点

その他オピニオン

古代より日本の国は瑞穂の国と呼ばれ、水稲栽培が行われ、米を主食とする国であった。これは戦前まで日本を支える中心的な生活習慣であったが、戦後米国軍隊が進駐するに及び食生活を変えた。小麦より作るパン食が日本人の生活に入り込んだ。米の消費量が激減し、現代に見る減反政策なるものが農政の中心におかれ、米の生産を抑える時代となっている。

日本の米は美味しい。世界で一番美味しい米は日本の水田米である。
超高関税を設定し、事実上の輸入を塞いでいる。その見返りに毎年7.7万トンの米を輸入し、加工用、焼酎などに使われている。農家には減反政策で作らせず、一方主要穀類の供給力=穀類自給率が40%をきり国防的見地からは危機であると騒いでいる。

ブラジルの日本人から見た日本の米の農政に一言したい。

*ブラジルの主食は米である。が陸稲中心で日本式の水田米はわずかしか生産されていない。ブラジルに住む日本人は国内産の水田米を陸稲の3倍位の値段を払って食べる。北米から輸入される水田米はブラジル産の水田米の倍位の値段で販売されているが、陸稲と比べれば6から7倍もの高価な米となり、一般の日系人では変えない価格となる。市場での自由競争が、日本産の米の美味しさ、安全さ、地産地消を推奨すれば、政府が無理やり米価の調整をしなくとも、落ち着くところへ落ち着き、消費者の自由選択の中で、米の消費が奨むものと思う。

*健康に対する米の優位性をもっと宣伝するべきであると思う。パン食や麺類は、日本人の体質に合わない。これらを常食すると必ず太る。ブラジル生れの日系人の太り方を見ているとそれがハッキリわかる。勿論西欧人の食生活は麦中心であるから、太った人が多いが、これも同じ原因であり、多病質殊に心臓病になりやすくなるのではないか。

*ブラジルでは日本食が大流行である。サンパウロではブラジル特有の焼肉店の閉鎖が相次ぎ、日本風寿司店が雨後のたけのこのごとく出来ており、焼肉店(churrascariaという)を数の上で凌駕している。また焼肉店に寿司が並ぶまで普及している。日本の食習慣を世界に広める時が来ており、日本の農政に濃いう現象が生かされるべきである。

以上3点、ブラジルからみた価格面、健康関係、食生活の変化の面をあげたが、本来の日本の米の持つ優秀性、農政面での不備、農家に対する補助のやり方、農地に対する税制など日本特有の問題点がある。TPPでも最大の焦点となっているようだが、この際の改革は、日本の立ち上げのためにも必須要項となっている。

(ブラジル日本会議 理事長 小森広 25/11/15)

[ブラジルからの提言]経済特区における生産制限品目の開放

その他オピニオン

いよいよアベノミクス第3の矢が放たれようとしている。

この中でももっとも期待されるものは、中小企業のものつくりの真髄を高揚することにあると思う。日本の中小企業こそ、神代の時代から物作りの匠達に崇高なる信念を芽生えさせ、あくなき技術の進歩を生涯を掛けて推進してきた日本精神を引き継いでいると思う。世界はグロバリゼーションが叫ばれ、大型化、効率化、大量生産に向かっているが、今この時代に、日本の匠達が、嬉々として働ける場を経済特区に設けることの意義は大きい。

400年の昔、種子島にポルトガル人が漂着した。今でこそ日本の宇宙向けロケットの発射場があり、日本人ならば誰でも知っている地名ではあるが、そこが4世紀も前に技術の先進地区であったとは到底考えられない。刀鍛冶が、一丁の鉄砲を見て、同じものを造ろうと志し、造ってしまったという。
何年もせずして、信長は鉄砲隊を創り、3000丁を並べ、戦闘方法まで時代を先取りし、日本を統一してしまった。又、150年前、黒船が浦賀に来た時、日本の侍は筆と半紙をもって、黒船に乗り込み、ありとあらゆる寸法をとったという。そして1年か1年半の後に、太平洋を横断出来る大船を作ったという。それも小さな二つの藩で相前後して完成させたと記録に残っている。

経済特区の隆盛と日本人の物作りの心に火をつける意味で、特区内では物作りの制限をすべてなくする。国を守るために必要なすべての物品も含めて、政府により制限事項を取り除けば、即ち規制を無くするという一項を設ければそこでは、日本の自衛防衛隊が使用しているあらゆる機器の部品の生産・供給が可能となる。

宇宙ロケット産業にしても、超精密機器の心臓部分など政府公認の産業を育成することにこそ、第3の矢の目玉となるのではないか。日本独特の技術の養成も含め、他国の作り得ない、若人に物作りの楽しさを与える場であってほしい。日本人一人びとりの血には、きっとあの種ガ島の刀鍛冶と同じ精神が宿っている。ここを揺さぶれば、多くのニートが目覚め、多くの大学院生が生き生きとして日本社会を支える若者に変わっていくに違いない。

アベノミックスの大きな矢がそういうベクトルをもって、日本中に夢を撒き散らし、若者たちの未来を明るく照らすことを、南半球のブラジルより祈る。
(ブラジル日本会議 理事長 小森広 25/11/15)

[ブラジルからの提言]極東ロシアは日本の味方か

その他オピニオン

ロシアは2度日本に滅ぼされそうになった。歴史から見る限り、大国ロシアが極東の小国日本に負けるはずがない。110年前のロシアは、大国であったし、ロマノフ王朝の時代で、強力なコザック騎兵を有す世界最強の陸軍と世界一の規模を誇る大艦隊を保有していた。明治の元勲たちはその国に挑み、勝利を得た。20世紀最大の奇跡を起こしたのは、鎖国から目覚めてわずか37年目の日本であった。世界は東洋の奇跡とは受け取らず、白人人種優先と殖民地主義を抑える世界の奇跡であるとした。

ソビエット共産主義国が潰えたのは、日本の資本主義による効率の良さに
太刀打ちできなかったことが最大の原因という。国民が計画経済という恐ろしく不経済的な私有財産を認めない、働くも働かざるも同じという共産的考えが、自滅を起こしたに過ぎないが、その対極にあった日本があまりにも目覚しい発展を遂げ、世界第二の経済大国になったこと自体が、ソ連邦崩壊を助長したのは間違いないことではある。

今のロシアは、共産主義から離れて現体制となって25年しか経っていない若い国である。国土は広い。大国であると感じる。が大部分は人も住めない極寒の地である。ブラジルには大アマゾンがあり、やはり国土が広いから大国だと思われやすい。極寒のツンドラよりは、極暑のアマゾンは人が住み易い。しかし極寒も極暑も文化を育てえず、人間には住みにくい。10年位前までは、ブラジルもロシアも日本の10分の1位のGDPしかなかった。このところ両国ともに発展目覚しいが、日本には当分追いつけない。

外務・防衛閣僚の(2プラス2)協議が東京で開かれた。新しい日ロ関係が始まった。が、しかし68年前に無法な占領を行い、いまだに北方4島の返還を渋る国に対して、胸襟を開くべきではない。あらゆる申し出に対して真摯に対応するのは、歴史と文化大国日本の美しい姿ではある。支那、朝鮮にたいしても、馬鹿が付く位丁寧かつ紳士的であり続けて良いと思う。支那包囲網を形成する上においてもロシアとの付き合いは有効であろう。が、火事場泥棒よろしく盗んだ領土を持ち主に返さぬ限り、善隣外交の基盤が整ったとは言えない。歴史より見て、日本はより毅然として、隣国との付き合いを
進めねばならないと思う。ブラジルは日本から見ると一番遠い国ではある。
が、敵対関係になったことはないし、親和の国である。そういう国との付き合いを重視するべきであろう。

和をもってよき仲間を創り、親(しん)を持って外交を推進すべきと信じる。
(ブラジル日本会議 理事長 小森広 25/11/15)

[ブラジルからの提言]TPPと日本農業

その他オピニオン

TPPの進展が取りざたされる中、日本農業の将来を憂える幾多の提言が出ていると聞く。TPPが入ったら日本の農業は潰れるという理論が大部を占めるという。日本の農業は、決してひ弱なものではない。

まず第一に挙げたいことは、日本の農業の生産額が世界の農業の中で5番目の大きさをもつ。日本の農業は面積が小さく人件費が高いために、海外の安い農産物が入ってくれば壊滅するという先入観がある。中国、アメリカ、インド、ブラジルのみが日本の農産物の生産額を上回る。ブラジルの2011年の生産額は11.5兆ドルで日本のそれは6.7兆ドルである。日本の2005年当時は9.9兆ドルであったようだ。ブラジルの生産高は年々増えており、穀類の生産は2013年度には2.0億トンに達すと予想されている。当然生産額も13兆ドル位にはなろうが、日本の農業生産は減少の一途で、5兆ドルを割るかもしれない。TPPが発効すればもう一段小さくなると風評が飛んでも致し方ない状態である。

農業のGDPに占める割り合いが2011年度で1.1%である。2013年には1.0%を切るであろう。200万戸の水田耕作農家がこれを支えている。戦後GHQの指令で550万戸の小農家が誕生した。そのころの農家一軒当りの面積は0.7haであった。現在は平均1.2haに回復しているが、この面積では当然農業生産を大きくすることは出来ない。米作の生産額はおおよそ1.8兆円、農産品生産総額の大よそ22%をしめる。(2011年の統計)。GDPに対しては米の生産金額は0.24%になる。他にもTPP問題で関税撤廃を要求される品目は麦、酪農製品、砂糖があり、約2万戸の生産農家がこれらに携わっている。

TPPは太平洋パートーナーシップ協定であり、ASEANより参加国が多く、且つ超大国のアメリカが参加するからややこしい。がアジアの諸国の代表としてここで踏ん張らなければならないのは日本ではないか。米作りは国家の安全保障であり、200万農家は日本の宝である。しかし大局的に見れば国家全体として総合的な発展を重視するべきであり、農業については抜本的な改革が必要であろう。戦後の異常な姿をいつまでも曳きづるのはよくない。

農業改革はまずは
①土地制度の見直し
②農業人口の定年制導入
③農用の土地の税制の見直し
④農家の担い手の若返り策
⑤農業の多角化と周年栽培の組み合わせ
等々を新農業政策として打ち出し、若くて自然との仕事を望む若人を引きつけることだ。やれば出来る。
新しい時代の新しい仕事はきっと農業にあると思う。
(ブラジル日本会議 理事長 小森広 25/11/15)

[ブラジルからの提言]アメリカの覇権は揺らいでいる

その他オピニオン外交

贅沢は経済の敵である。贅沢は文化のバロメーターではある。しかしそこには、国家の安定はない。アメリカは第1次世界大戦を機に大きく伸びた国であり、国際連盟の成立した1922年ごろから世界を動かすようになっただけで、覇権を取って100年は経ってはいない。

10月17日にはデフォルト(経済破綻)かと騒がれた。上下両院は時間ぎりぎりいっぱいで債務上限枠の暫定的拡大で合意し、デフォルトをまぬがれた。前提という言葉が付いているとおり、来年2月まで問題を先送りしただけで、仮合意に過ぎない。

債務の上限は今までの16.7兆ドルから17.3兆ドルに繰り上げられ、一時凌ぎとはなった。しかしアメリカ政府は世界一の負債を抱える国というだけではなく、この債務の48%に値する金額を海外から借金で賄っており大よそ8兆ドルである。アメリカといえど、万一ドルが国際通貨でなくなると、暴落したドルで借金を返さなければならない。世界の経済に与える負の影響は計ることが出来ないほどの大きなものとなるであろう。

それに引き換え日本国民は勤勉で且つ節約、自然災害に対する用心からびっくりするほどの預貯金を保持している。もちろん世界で唯一国、海外にある資産は630兆円=おおまかに6.3兆ドル。負債を引いても2.7兆ドルを持つ金満国家である。勤勉な日本人は労働をいとわず、贅沢をせずに勤勉努力の一生をすごす。世界中どこを探しても日本人のような性質を持った国民を有する国はない。国民こそ日本の最大の宝であり、今まさに世界の宝とならんとしている。

日本は覇権など必要としない国柄である。世界一の平和な国であり、世界一良質な文化の国である。歴史より紡ぎだされた調和の国であり、相手を思いやる心を持った国民の住む国である。覇権などという力を誇示することよりも、天皇がお示しになる大和の心を大事にする。世界の人々がお互いに労わりあい、お互いに助け合い、お互いに分け合う心を、世界中の人々にに見せ、平和であることの素晴らしさを知らせる国になろう。

デフォルトの響きは、やむことはない。5年先か10年先にはきっとおこる。
アメリカ人の持つ贅沢主義、金銭崇拝主義、強いもの勝ちの考えが無くならない限り必ず実現する。そのときに備え、日本は着々と準備せねばならない。
世界は日本がその底力を見せる時を待っている。日本しか出来ない平和の仕事が真近じかに迫っている。日本!がんばれ。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/11/03)

[ブラジルからの提言]アメリカの覇権は揺らいでいる

その他オピニオン

贅沢は経済の敵である。贅沢は文化のバロメーターではある。しかしそこには、国家の安定はない。アメリカは第1次世界大戦を機に大きく伸びた国であり、国際連盟の成立した1922年ごろから世界を動かすようになっただけで、覇権を取って100年は経ってはいない。

10月17日にはデフォルト(経済破綻)かと騒がれた。上下両院は時間ぎりぎりいっぱいで債務上限枠の暫定的拡大で合意し、デフォルトをまぬがれた。前提という言葉が付いているとおり、来年2月まで問題を先送りしただけで、仮合意に過ぎない。

債務の上限は今までの16.7兆ドルから17.3兆ドルに繰り上げられ、一時凌ぎとはなった。しかしアメリカ政府は世界一の負債を抱える国というだけではなく、この債務の48%に値する金額を海外から借金で賄っており大よそ8兆ドルである。アメリカといえど、万一ドルが国際通貨でなくなると、暴落したドルで借金を返さなければならない。世界の経済に与える負の影響は計ることが出来ないほどの大きなものとなるであろう。

それに引き換え日本国民は勤勉で且つ節約、自然災害に対する用心からびっくりするほどの預貯金を保持している。もちろん世界で唯一国、海外にある資産は630兆円=おおまかに6.3兆ドル。負債を引いても2.7兆ドルを持つ金満国家である。勤勉な日本人は労働をいとわず、贅沢をせずに勤勉努力の一生をすごす。世界中どこを探しても日本人のような性質を持った国民を有する国はない。国民こそ日本の最大の宝であり、今まさに世界の宝とならんとしている。

日本は覇権など必要としない国柄である。世界一の平和な国であり、世界一良質な文化の国である。歴史より紡ぎだされた調和の国であり、相手を思いやる心を持った国民の住む国である。覇権などという力を誇示することよりも、天皇がお示しになる大和の心を大事にする。世界の人々がお互いに労わりあい、お互いに助け合い、お互いに分け合う心を、世界中の人々にに見せ、平和であることの素晴らしさを知らせる国になろう。

デフォルトの響きは、やむことはない。5年先か10年先にはきっとおこる。
アメリカ人の持つ贅沢主義、金銭崇拝主義、強いもの勝ちの考えが無くならない限り必ず実現する。そのときに備え、日本は着々と準備せねばならない。
世界は日本がその底力を見せる時を待っている。日本しか出来ない平和の仕事が真近じかに迫っている。日本!がんばれ。
(ブラジル日本会議理事長 小森広 25/11/03)

[ブラジルからの提言] 真の独立国家とは

その他オピニオン憲法

日本人ならば、現憲法の改正の必要性を誰もがが感じているはずである。

憲法解釈だけで軍隊である自衛隊を軍隊と言わず、近隣諸国の善意で国を保持使用としている日本は、現に領土を犯さんとする近隣諸国に悩まされている。憲法を改正するための、提議をする最低ラインは衆議院の2/3である301人以上の衆議院議員と参議院の162議員の賛意がないと憲法の修正を発議出来ない。その上で、国民投票に入り50%の賛意があって初めて憲法の修正ができる。これだけの要件を整えるのはとても難しい。

自民党は結党以来、憲法の修正をしたいと党是に揚げているにも係わらず、現在までそれを達成出来ずにいる。日本のように自由に発言出来る国はこの地球上に多くない。また日本人のように一つの国語でまとまり、ほぼ全員が最低9年以上の教育を受けている国はない。又、日本に住む日本人の民度は世界一高い。そのような条件の中で絶対多数と言われる66.7%以上の国会議員の賛同を得るのは、殆ど不可能に近い。

1947年に出来た憲法は、形式上国会をとおり、天皇の名のもとに発布されている。ただアメリカのGHQによる占領統治下であり、言論統制が敷かれ、20万人以上の政治家を含む各界を支えていたリーダーたちが公職追放の名のもとに、社会的地位を剥奪された状態での憲法の発布であった。戦勝国が押し付けた憲法は、国際条約上はまったく無効である。しかしながら、1952年に日本が主権を回復したときにも、この96条がガンとそびえ、一字一句変えることは不可能であった。そしてその状態が今日まで続いている。

日本の政治は、そのために憲法を変えられずに、戦後の61年間を、憲法解釈を大幅に、その時の都合により、便法を使って通り抜けてきた。国会議員は日本を嘘で固めた国にしてしまった。アメリカ占領軍が日本の統治を容易にするための内規であり、日本の弱体化を狙った条文となっている。たった2週間で作りあげた憲法であるが、日本はそれを後生大事に守ってきた。守れば守るほど、ウソの上塗りを続けねばならない。今もその哀れな姿を若い世代に見せ続け、日本国の背骨に値する日本らしい憲法を作る作業さえできないでいる。終戦直後の何もない時も、世界でもっとも豊な国となった今も同じ憲法であって良い訳がない。

日本国を立ち直らせるには、まず日本国らしい歴史と文化を織り込んだ日本独自の憲法を作らねばならない。日本国として一番大事なことは、国民と領土を自分の手で守ることを高らかに謳いあげることだ。近隣のならず者国家の善意により、日本は生きているのか、日本国民ならばまずこれを考えねばならない。今の時代の人たちもこれから日本を守っていく人たちも、みんなが納得出来る日本国憲法を作ることが、国家としての誇りを取り戻す第一歩であると思う。

戦後68年が経つ今も、アメリカの軍隊が日本の国土を守ってくれています。どこの国が守っているのか、日本を敗戦に叩き込んだアメリカ軍が守っているのです。どこから見てもそれはおかしい。沖縄問題も、一歩下がって考えてみよう。未だに日本は戦争をしている国ですか。一人前の一人立ちした国なんでしょうか。日本はすばらしい国です。世界一平和で安心な国です。経済力も充分あります。日本の文化と歴史は世界中の垂涎の的です。学問的にも芸術的にもどこにも引けをとりません。が、一人前ではありません。それは今の憲法が邪魔しているからです。

本当に良い国とは、愛国心を持った若い人たちが、自分の国に対し大きな誇りを持つことです。自分のことは自分でする独立国家でなければ、一人前ではありません。このように考えることが、良い国を作る基となります。今こそ日本は立ち上がる時だとブラジルの日系人は感じております。
(ブラジル日本会議  理事長 小森広)(25/07/01)

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