[ブラジルからの提言]日本に新しい憲法を!!

[ブラジルからの提言]日本に新しい憲法を!!

[ブラジルからの提言]日本に新しい憲法を!!

その他オピニオン憲法

戦後進駐してきたアメリカ軍は、日本の軍隊を無条件降伏させて軍隊を解体させてしまった。マッカサーを代表とする日本占領軍は、政策を遂行するGHQより、次々と指令をだし、日本を弱体化させるためのあらゆる手段を駆使すると同時に、占領政策の一環としてアメリカ流のシステムを作りあげていき、果ては日本国憲法まで思いのまま作りあげ、自由を認めない占領下においてあたかも日本の政治家たちが作った形にして、憲法を発布した。

憲法前文には、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と書かれ、日本国の生存は他国に委ねることになった。また第9条では「陸海軍、その他の戦力は、これを保持しない」と詠い「国の交戦権は認めない」と宣言している。これは他国が攻めてきた場合、自国の安全保障を他の国に頼まないと日本国家は生き延びる術はないことを意味している。他の国とはアメリカである。この憲法が発布された時から、日本はアメリカの属国になることが決まったとブラジルに住む日本人は考える。

第1条では国民の心のよりどころであった天皇を、元首からただの象徴に格下げした。また皇室範展を変え、11宮家を皇族離脱させ、万世一系を保つことを不可能にし、皇室のあり方を変え、国民の求心力を解体することを目論んだ。また世界中から絶賛されていた「教育勅語」を廃止させ、公への奉仕や献身を大事にすると言う日本人の特性を根底から潰しにかかった。

このような状態が戦後68年も続いている。国体にしても皇室の問題にしても、その根っこは現在の日本国憲法がゆがんでしまっているために起こっている。日本人が日本の歴史と文化をベースにして、新しい憲法を作らねば、いつまでたっても「アメリカの罠」に片足だけでなく、心までむしまばれたまま、半植民地国家の枠を出られない。

今「平和を愛する諸国民」が、日本固有の領土を犯そうとしている。いやすでに実行支配されているところもある。このまま日本はお隣り達の言いままになっていていいのか。自分の国は自分たちで守ると言う気概をもたないと、一人残らず「奴隷」となってしまうかもしれない。皇室もなくなり、日本国民のために祈って下さる方が居なくなってもいいのか。

尖閣諸島の問題は喫緊の問題である。領土を守り国民を守ることこそ国家としてやるべきことであり、そのためには戦力も保持すべきだ。いつまでも憲法解釈により済ませる問題ではない。

国民が一致協力して日本国の将来を考え、憲法自体を一刻も早く変えるべき時がきている。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/01/09)

[ブラジルからの提言]学校教育はこころにあり

その他オピニオン教育

私は日系の2世です。17年の間、イビラプエラ公園にある「日本移民先没者の慰霊碑」の世話をしております。ここには実にいろいろな人が訪ねてくれます。日本から来られる訪伯団の方は大概お参りに来てくださり、献花されます。

先日私が慰霊碑の周りの清掃作業をしている時に、ブラジル人親子が慰霊碑に入ってきた。少年はものめずらしそうに
「この施設は何のためのものでか」と私にたずねた。そこで私は
「ここは日本移民の苦労を偲び称える記念碑です。日本人のシステムは世のために尽くし、亡くなられた方々を末永く称えるのです。」と説明しました。

少年は理解し頷きました。それを聞いていた親父さんは、言葉をついで
「日本人は真面目だ。日本人はすべてにいき届いた愛情と観察力がある。また日本人は日本人として勇気と誇りがある。日本人には嘘がない。信頼の一語に尽きる。
美しい日本の国は幸せな日本人の誇りだ。私は日系社会の日系人と日本国に大いなる信頼を寄せている。」と一挙に話してくれました。

また、言葉を次いで息子に向かい
「日本人は人間として完璧だと言えるだろう」と付け加えていました。
さて、私は考えました。この親父さんの日本と日本人を礼賛する言葉に対して、大変うれしくなりましたが、今のアメリカナイズされた日本人の姿を思い浮かべ、その価値観のズレを考えたとき、なんと返事してよいものやら窮してしましました。

この親子が持つ「日系人の素養」とは、いったいどこから来ているのでしょう。
やはり明治時代に日本人が薫陶をうけた「教育勅語」に根ざした教育にあったのではないかと気づいたのです。
日本政府は政府の要人が先頭に立って、外国人の期待の答えるために、教育の一大改革「日本人としての心の復元」を断行するべきではないでしょうか。

日本民族の繁栄のために、「人類愛」の模範を示すために、明治の人の「日本人の気概」をもう一度評価しなおしてほしいと思わずにおれません。あの親父さんの賛辞の言葉は、きっと明治時代の日本人の生活を称えているのです。
戦後の荒れ果てた日本の教育を、今こそ建て直し、平成の世に生きる子供たちに明治の教育にも勝る「日本人の心」を正しく、世のため、人のために自分の命を燃えさせるような教育を私は期待します。
教育こそ、国家の柱です。子供たちこそ国の宝です。日本の出番はそこまで来ています。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(26/01/09)

[ブラジルからの提言]日本を知ってもらう資料の作成

その他オピニオン外交

自民党特別委員会が、情報発信や教育の件で首相宛に提言をだしたことを知った。ブラジル日本会議でも2013年9月13日付で「世界向け歴史資料の配布」と「歴史認識と韓国」の二つの提言を出した。同じようなことを言ってはいるが、ブラジルで書いたものは、ブラジルの現状しか言ってないし、同じく日本の提言はいかにも日本国内向けにしか通じないような内容だと思う。

何よりも今一番必要なことは何かという考えからすれば、「政府の広報ビデオ・広報資料の充実」であろう。まず政府としてはどのポイントを誰に知らせたいのかを決めることだ。自民党の提言は完全だと思う。だがしかし、いっぺんに人も金も動かせるわけがないし、そんなことをしていては間にあわない。もっと単純な知識というか歴史的史実や地理的な領土を資料として提供することに専念し、政府としての見解をまず整理し、国民と世界の興味ある人々に発表することだ。百科事典に出ているようなしっかりとした歴史的史実や地理的に問題のない領土をあらわす地図を配布してほしい。第2段階として現在問題になっている点と、相手国の主張を判りやすく説明を加えることが大切に思う。

ブラジルはポルトガル語がこの国の公用語である。ここには約2億人の人口がおり、中国や朝鮮の誤った歴史認識が繰り返し喧伝されており、このまま放置されれば日本語の1級試験を通っているような優秀な日系3世、4世であっても難しい日本の歴史は知らぬまま一生を過ごすし、ましてや日本語の3級の試験を通った位では自力で勉強出来るものではない。

ブラジルでは日本人のことを良い人たちであると思っているブラジル人は多い。他の民族と比べたらその信用度は数段も上であろう。しかしその一般のブラジル人は、新聞や雑誌、あるいはTVでみている、「日本人は悪い」という隣国の悪宣伝をそのまま素直に受け取ってしまう。私どもの子弟も同じ様にして、「日本は悪い」ことを頭に刻みこまれている。日本にいる沢山の自虐史観を持った日本人はそのようにしてつくられたのではなかったか。学校で小さいときに教えられたことは、そのままその人の生涯ついて廻る。

まず為すべきは政府が正しい見解を示すことから始めるべきだ。それをできる限りわかりやすい表現で、わかりやすい内容にすることだと思う。それを各国の日本語に熟達したネーティブの方に、やさしく判り易い言葉ばかりを使って翻訳してもらうことだ。その上で初めて配布の仕方を検討すべきだと考える。

ブラジル日本会議では、日本の歴史と日本の文化を自力でしっかり勉強された方を見つけた。その方々を中心にポルトガル語による講座を4カ月前より開設した。当地ではそのような方を見つけることができた。世界の国々でもきっとみつかるであろう。草の根的な活動なくして、日本の歴史と日本文化の本当の姿を伝えるのは容易ではない。しかし日本の政府は断じてこれを遂行し、日本文化の浸透こそ世界の平和の礎になることを銘記せねばならないと思う。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(26/01/09)

[ブラジルからの提言]アベノミクスと2014年

その他オピニオン経済

株高が起こった。日経平均株価は年間で57%上げ、16000円に達した。41年ぶりの上昇率となったと報道されている。1972年当時の株がそれ以上上がったということであり、狂騰したという表現をしても良いほどの好景気が到来したといえる。
まだアベノミクスが走り始めて1年、デフレを一応脱したようではあるが、この一年をみたら0.9%の物価上昇とか、目標2%であるから、あと一年はこの調子が続く。大企業は儲け始めたらしいが、中小企業にまでは及んでいない。サラリーマンのボーナスは、前年対比平均で3.7%あがったとか、いよいよ庶民の懐まで及び始めたらしい。

年が明けて、いろいろな経済政策が第3矢として放たれ本格的に動き出せば、4月の消費税3%の増税の吸収もスムースにいき、下半期には政策の効果が出始めるであろう。2014年年末にはインフレは2%に達し、それらが後押しすれば、その年度の経済は2013年以上の結果を国民に残すであろう。

新聞紙上では2014年の総予算が国の借金を大幅に増やすと騒いでいるが、世界一安い利息である年利0.6%で借り手が数多おり、それもほとんどが国内資金である。国はもっともっと国債を増やして国土強儘計画を推し進め、災害に強い国、便利な安全な国つくりに邁進すべきではないか。こうすれば中国のようにGDPは増え、お金の循環が良くなり、税収がうんと増える。

国防のための軍備が増えるのは、今の中国や韓国の増上慢を見ればおのずと許される。備えなければいつミサイルが飛んでくるかもしれない。自衛隊は軍隊ではないことになっているが、そんなことでは国は守れない。国と郷土を愛する優秀な大和魂を持った人たちをうんと優遇するべきである。自軍が使う必要な武器はすべて国内で生産することにすれば、これまた好景気の道を広げる。

日本の前途は、アメリカの属国でいることではない。自主独立の心構えで、国内ですべてのものが調達される状態になるのが望ましい。エネルギーの面で不安が残るので、原子力発電では世界一の技術を有する日本が、堂々と原子力の利用を宣言するのを期待したい。石油石炭ガスなど鉱物資源による発電が環境汚染を引き起こし、それによって億万の人間の生存が許されないことが分かる時が近い。日本が原子力の安全利用を達成した時、日本の未来は洋々となるのではないだろうか。

ブラジルから見た日本の2014年の初夢として、朝日がさんさんと昇ってゆく神々しい風景が瞼に写る。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(26/01/09)

[ブラジルからの提言]十一宮家の皇族復帰を望む

その他オピニオン皇室

敗戦後の日本を統治したのはアメリカ軍のGHQであった。
彼らはあろうことか、皇室のあり方を変えんがために、その当時存在した11宮家の皇室離脱を強行した。国民の心のよりどころであった天皇の地位を、元首からただの象徴に落とさしめ、万世一系2600年も続いた皇室の根底部分である皇族がたを臣下へと降格させてしまった。皇室典範にも手を加え皇室と国民の間を裂き、日本国の中心におわす皇室の求心力を弱め、長期的にはその継続をも不可となるように仕向けた。

また一方では、世界中から絶賛されていた「教育勅語」を強制的に廃止に追い込み、公への奉仕や献身を大事にする日本人の特性を弱め、西欧文化の個人主義を日本人に強要し、個人の主張こそが民主主義だとばかり、国家国体の劣弱化を推進する方向に導いた。

確かに戦争で余りにも大きな痛手を受けた日本国民は、戦争に倦み、嫌気が差しているところに、平和を高らかに謳いあげ、アメリカこそ平和の使者であり、愛好国であることを印象づけた。戦争を仕掛けたのは、日本であり、日本の指導者は
戦争を好み、アジアの諸国を植民地化し、たくさんの人を殺した悪人であると決め付け、毎日毎日、新聞ラジオで繰り返し放送させ、東京裁判で断罪した。
今でこそ、アメリカと西洋列国が手を組み、日本への石油の輸出を禁止し、工業資源の輸出をも途絶えさせようとしたことを私たちは知っている。石油がなくなる寸前、日本は自滅か戦争かまで追い込まれ、致し方なく立ち上がったのだという事実をはっきりと知るべきだ。 ただ一途に日本の指導者が悪かったのだと喧伝し続けたアメリカ。占領軍の大将であったマッカーサーが、日本は自国の安全のための戦いをしたのであって、決して侵略戦争をしたのではないとアメリカの上院公聴会で、戦後7年たってから証言したという事実もわかっている。

更には漢字を全廃させる目的で、当用漢字の導入を図った。それは日本文化の元である言語力を弱め、日本の文化は未開の文化であると教え、国民を愚民化するひとつの方策であったという。日本文化に関係のないアメリカ人が、戦勝国として皇室典範にまで手を加え、その結果天皇家だけが皇室の唯一の後継者を出す家族となってしまった。万世一系の皇統は男系を如何に永続保持すべきかを念頭に置き、稀有な事態の発生にも対処できる万全の対処が出来る処置をとるべきである。それには旧皇族の宮家復帰しか方法がないと考える。速やかな対処を希望する。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/01/09)

[ブラジルからの提言]新安倍政権一年目の締めくくりは、靖国参拝であった

その他オピニオン靖国

安倍首相はついに靖国神社に参拝されました。「痛恨の極み」は7年前に言われた言葉でしたが、このチャンスに成された一発は誠にすごい威力でありました。いよいよ日本は、自立の道に進むのでしょうか。いつまでもアメリカの言いなりでは、半人前の日本の前途を明るいとは感じてはいない。日本の若者は希望が持てず、アメリカの日陰者として生きてゆくことに不安を抱いているのでしょう。日本人でありながら、日本が好きになれない若者が60%もいると言う現実をブラジルに住む私はなんとしても信じられません。

世界一の文化と歴史を誇り、世界一の経済的水準を保ち、世界中のお金をかき集めた世界一豊かな国であることさえ知らない国民は新聞やTVに惑されています。資本主義国でありながら、世界一の共産国家を形成し、上下の差が殆どない、神様の目から見たらまったく理想的な国家を作り上げていることさえも知らない。いや知ろうともしないのはなぜでしょう。

世界一の福祉国家であり、世界一のお年寄りが平和で安心して暮らせる老人大国でもあります。世界一便利で安心で、世界一おいしい食べ物が揃っている国でもあります。誰もが一分という時間を大切に使って生きられる理想の世界が日本ではありませんか。そんな国に住みながら、自虐史観に悩まされ、人生を楽しみながら過ごしている日本人のなんと少ないことでしょう。海外に住むものから見ると、なんと可哀想な人たちかとおもえます。
本当に悲しい現実です。日本にすんでいると、何か息が詰まるような感じになり、前途に夢が描けなくなり、将来に確信が持てない。分かります。分かりますが、それではどうすれば良いのでしょう。日本人本来の姿に戻り自分たちご先祖さまを大切にする心に還り、日本の国を守って下さった2,460,000柱の英霊にお礼を申すことから始めればよいのです。靖国神社という形にとらわれず、日本人の心の中の「ご先祖」に対してあなた様が居てこそ、今こうして自分たちが生きていることを、思うだけでも英霊は喜ばれる。

自分の殻の中に閉じこもり、外の世界を知らなければ、どれだけ恵まれた環境の中にいても、「ありがたみ」が分からない。2014年にはきっと安倍首相が日本を明るく自主独立、世界の平和を作る基準つくりを進めてくれるでしょう。

他の国に何も求めなくても、自立できる国になることこそ、日本が世界の国々に誇れる「模範国家」になる前提になります。はっきりと自分の意見が言える国になることが若い人にに勇気を与えるでしょう。
日本万歳とみんなが誇りを持って叫べる国になってほしいといつも心より念願しています。

ブラジル日本会議 理事長 小森 広(25/01/09)

日本女性の会・初の海外支部、「ブラジル女性の会」が発会しました

その他国民運動女性

burajj01

「日本女性の会」では、海外で初の支部となる、「ブラジル女性の会」が発会しました。

9月6日、ブラジル日本会議の小森広理事長はじめ役員など30人が参加の下、「ブラジル女性の会」の発会式が開催され、松柏大志万学園創設者の川村真倫子氏が会長に就任されました。日本からは、日本女性の会代表委員・志摩淑子氏と同会事務局長・荒木栄子氏が出席しました。

※ホームページでは、「ブラジルからの提言」を掲載しております。ぜひ、ご覧下さい。
http://www.nipponkaigi.org/category/opinion/opinion-10

[ブラジルからの提言]ブラジル式「愛国心」の育て方

その他オピニオン

私は、戦前にブラジルへ移民した親に連れて来られた子供移民で、2世のなかでも古参組です。私は小さいときから「日本人としての誇り」を持つように母から教えられてきました。私の体験より、「愛国心の育て方」を書いてみたいと思います。

今、日本は古いよき日本を取り戻すことができるか否かの瀬戸際に立たされております。したたかな日教組や国際共産党、反日左翼マスコミ等の餌食になり、このまま沈没してゆくのか、あるいは日本女性の力と母の愛の力で立ち上がることができるのか、難しい時期にあると感じております。

まずはじめに、私の母がブラジルの山奥の開拓村で約70年前に、私に施してくれた教育方法を紹介したいと思います。母はいつも私を強く抱きしめ目を見ながら「〇〇さん、母さんは貴男が好きよ、貴男は私の宝よ、貴男は日本の国の大事な大事な国の宝よ」(妹には「〇〇ちゃん、貴女は日本の国の大事な大事な宝なのよ」)と呼びかけるのです。

3才~5才の子供にそんなことをしても分からないだろうと大人は考えがちですが、子供たちにははっきりと分かります。抱きしめて、愛して、育てて、7才で完成です。7才になれば、日本の国の始り、神代の時代の話をしてくれました。日本人の祖先たちは神代の時代には天皇様と一緒に暮らしていました。ですから日本人はみな約束を守り、嘘もつかず、人のものを盗む人は一人もいません。弱い弟や妹を大事に労わるのが貴男たち兄ちゃんの役目だと教えてくれました。神代の時代には、日本人はみな神様の国に居たというのが私の母の諭しでした。抱きしめて愛の力で育てるのが、外国人がうらやむ美しい日本人のやり方なのです。

7才で日本人が完成するその秘訣は、数ある日本を護った歴史上の偉人たちの物語を、母が子供たちに読んで聞かせることにあります。歴史上の偉人、愛国心を持って生きた人、命がけで国を護った軍人の話などを聞かせるのです。今の日本があるのは命をかけて日本を護った愛国心に燃えた軍人さんが居られたからです、と。そのことを言い聞かせれば、子供たちはおのずと愛国心というものが分かり、身につくものなのです。

日本の懸命なるご婦人方、子育て中の女性の方々にお願いします。貴女方のお子さんに、周りの子供たちに「愛国心」を持つように力強く接して下さることをお願い申し上げます。「愛国心」は特攻精神ではありません。祖国を愛し、守り抜く心なのです。祖国日本の為に、世界人類の為に、強く正しい日本人を、貴方たちのお力で育て上げてください。お願いします。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

[ブラジルからの提言]鰹節(かつおぶし)と日本の食文化

その他オピニオン

花のパリに「かつお節」工場が進出し、パリジェンヌを驚かしている。
ブラジル鹿児島県県人会創立100周年に来伯した鹿児島大学の原口名誉教授のもたらしたニュースである。大西郷の生まれ故郷、薩摩半島の一角にある枕崎市はかつお漁港として知られているが、かつおぶし生産地としても有名である。

かつお節の生産には独特の技術があって、冷凍技術のなかった時代の保存食として珍重された。かつお節は、いったん確実な方法で出来上がってしまえば、長時間の保存に耐え、どれだけ遠くにまで容易に運べ荷痛みしない誠に便利な製品である。栄養価が高く、尚かつあの香りは、日本食には無くてはならない味覚を提供する。今時日本の家庭でかつお節を削ることはあるまいが、小さなパックに入った「かつおぶし」のあの色合いと風味は、日本食を支える大事な食品である。

その「かつお節」がヨーロッパの文化の中心地、フランスのパリに進出した。西洋料理の中ではフランス料理が抜群の料理法を持ち世界の食通をうならせている。フランスには「ミシュランガイド」というレストラン・ガイドという本があって毎年100万部も売れている。1900年に創刊された世界的な権威を持った本で、これに登録されているのは、2010年版でパリは77軒、東京は197軒が登録されている。3倍近い軒数にフランスの美食家たちは驚ろいている。日本の食文化が世界を席捲しているひとつの表れだ。

ブラジルにおいても、国際料理といわれる「シュラスコ=焼肉料理」店の数がサンパウロで500軒というのに、おすし屋が600店も出来ている。「すし」そのものが日本料理としてすごい勢いでブラジル人の生活の中に浸透しはじめている。

日本の食品は麹の文化といわれている。かつお節はじめ味噌、醤油、納豆
など日本独特の産物であるが、これが今世界に向かって振興し始めている。その上に日本独特の調理法が、注目をあつめ、そのベースとなるかつお節味とか昆布だし味に興味が広がっている。

日本が未来に向かって広がってゆく最大の武器は、日本で培われた文化の深さと奥行きである。日常食べている食品の中にも日本文化が息づいている。
料理の仕方一つにも、各家庭の味が生きている。日本の食文化が無形の世界遺産に登録されるそうだが、日本人が自信を持って輸出できるのは、やはりどの国も真似の出来ない日本独特の文化に結びつく仕事ではないだろうか。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

[ブラジルからの提言]大東亜共同宣言は今日の夢

その他オピニオン

『日本の息吹』12月号で、「日本最良の時―大東亜会議と大東亜宣言」を読んだ。このような事実、真実の歴史に今まで出会えなかったことが不思議であった。昭和18年、戦争の真っ最中に、アジアの指導者が一堂に会し、共同宣言を発表されている。あの戦争は「日本が侵略戦争を起こしたのだ。悪いのはすべて日本だ」とGHQがどれほど宣伝しようが、日本に住む人ならば、昭和の政治家が何を考え、どう行動したのかこの共同宣言一枚を見ても日本の思惑がはっきりわかる。こうした事跡がどうして日本人の前から隠されていたのか真に不思議である。

日本がこの大戦で成し遂げたことは、地球にとって20世紀最大の事跡ではないかと思う。確かにロシア帝国を破った日露戦争(1905年)も偉大であり、ひとつの奇跡ではある。しかし、200万人近い日本の兵隊さんが、命をかけて働いて下さったお陰で、インド、中国、アジアやアフリカの国々に住む有色人種の人々、たぶん地球上の80%以上の人々が苦しめられていた人種差別を開放したことは、何にも比べることのない偉大なる業績である。

白人による植民地支配をぶっ潰したのも、この戦争の大きな功積である。明治以来、日本の政治は白人による支配を恐れ、それに対するさまざまの政策を行った。アジアでただ一国、白人の支配を受けなかったことだけを見ても、日本の大正、昭和の政治家や軍人は、実によく日本国の独立を守り通したものだと思う。アメリカの日本壊滅作戦により、国富の60%までも失い、沢山の方が(日本の人口の5%以下)亡くなった。白人による植民地支配は、被植民地より収奪し、被殖民に自由を与えず、奴隷同然の扱いを200年近くも続けた。この功績もまた大きい。

大東亜戦争により、西洋人はアジアより一掃され、日本の人種差別の撤廃と独立のための防衛、愛国心教育が功を奏し、日本の敗戦と同時に、アジアの諸国は立ち上がり、帰ってきたアメリカ、イギリス、フランス、オランダの軍隊と戦い、独立を勝ち取って行った。折から日本では東京裁判が始まり、日本軍の植民地支配が断罪されていたという。戦勝国は勝手気ままで、自分たちはまさに軍の力で植民地を再構築しようとしていたという。

大東亜宣言は、現代にもそのまま当てはまる高貴な光を発している。アジアの諸国の人々は、再び日本が力強く立ち上がり、アジアの平和と発展のリーダーとなってほしいと願っている。日本は、アメリカや中国の如く力にまかせて自国の国益を追求しないことを、アジアの指導者たちは知っている。大東亜宣言の一行目には「世界各国が相寄り相助け、万那共栄の楽をすすめるは世界平和確立の根本である」と謳っている。中国、北鮮には通じないだろうが。

これを今の日本の国是、一大スローガンにし、国民一丸となって邁進しては如何であろう。国内問題だけに汲々とすることなく、アジアのために、世界のために、今が「日本最良の時」であることを願う。

2013/12/12      ブラジル日本会議 理事長 小森 広

このページの先頭へ

Copyright © Japan Conference. All rights Reserved.