【追悼・安倍晋三元総理/ご寄稿文③】下村博文氏、打田文博氏、宇都宮秀仁氏、江崎道朗氏

【追悼・安倍晋三元総理/ご寄稿文③】下村博文氏、打田文博氏、宇都宮秀仁氏、江崎道朗氏

【追悼・安倍晋三元総理/ご寄稿文③】下村博文氏、打田文博氏、宇都宮秀仁氏、江崎道朗氏

その他

機関誌『日本の息吹』特別号【安倍晋三元総理追悼号】にご寄稿頂いた追悼文を
順次ご紹介させて頂きます。

◆「特別号」(1冊600円 送料実費)をご希望の方は、下記お問合せフォームよりお申込み下さい。
 お問合せフォーム→ https://www.nipponkaigi.org/inquiry/ 

 ※必須項目と郵便番号・住所、内容欄に「特別号希望」とご入力下さい。
  「折り返し、ご入金方法をご案内します(先払い)」
  「お知りになった切っ掛け」「ご年齢」もお知らせ頂けますならば幸いです。

※ご入会頂いた皆様には【初回号として】「特別号」をご送付します。
 入会申込みはこちらから→https://www.nipponkaigi.org/member

下村博文 衆議院議員

 安倍さんへの誓い

 7月12日、安倍昭恵夫人が葬儀に遺族として述べた挨拶が今だに胸の奥深くで響いている。「政治家としてやり残したことはたくさんあったと思うが、本人なりの春夏秋冬を過ごして、最後、冬を迎えた。種をいっぱい蒔いているので、それが芽吹くことでしょう。」この一節は吉田松陰の「留魂録」からの転用である。そして、安倍晋三元総理もお父上の安倍晋太郎氏の葬儀に際して同様にこの一節を述べている。

 安倍元総理とともに行動し、活動して来た者として、安倍さんが突然お亡くなりになられて、改めてその圧倒的偉大さと存在感が国内外に広がっていたことを噛みしめている。その私の心の空洞感は一ヵ月近く経っても埋められないものであるが、いつまでも嘆き悲しんでいても安倍さんの御霊は救われない。

 まさに我々が一つ一つの種を芽吹かさなければならない。それは自衛隊明記や緊急事態条項等の憲法改正であり、これからも万世一系を守るための男系男子の皇室の維持発展であり、日本の安全保障のための外交防衛政策であり、そして国民一人一人を元気にする積極経済対策や教育改革であり、何よりも日本が本来の日本らしい国家を取り戻すという、日本の再生だ。

 残された私たち同志が果たすべき課題は多い。しかしこれらを解決せずして日本の立て直しはできないし、安倍さんの遺志に報いることはできない。

 命を賭して戦います。

打田文博 神道政治連盟会長

 安倍元首相の歴史的事績をお偲びして

 安倍晋三元首相の御逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。

 安倍元首相は、通算約八年八か月の首相在任中、「戦後レジームからの脱却」をスローガンに、困難な課題に果敢に取り組まれ、この国の歩むべき道筋をお示しくださいました。また、長い間神道政治連盟国会議員懇談会の会長をお務め戴き、その卓越したリーダーシップと実行力で私たち日本国民をお導き戴きましたことに深甚なる感謝の誠を捧げます。

 この間、憲法改正議論の促進をはじめ、国民投票法の制定や教育基本法の改正、激変する安全保障環境を見据えた外交・防衛政策、アベノミクスに代表される経済改革などの政策を決断実行され、天皇の御譲位に伴う御代替りを完遂されるともに、戦後初となる神宮式年遷宮への御参列や首相の靖國神社参拝の実現、さらに家族の絆を大切にする政策など、確固たる信念と覚悟をもって日本と日本の国柄を守る活動に心魂を傾けて戴きました。

 突然の訃報に、悲しみをかみしめるばかりです。私たちは、安倍元首相が生涯を通じ「美しい国」の実現に向け、また国際社会のリーダーとして全力を尽くされた輝かしい御功績を偲び、その御遺志を受け継ぎ今後の国民運動に邁進して参ります。

 これまでの御指導の数々にあらためて感謝の意を捧げますとともに、永久の御別れに際し、安倍晋三会長の御霊の安らかならんことを慎みてお祈り申し上げます。

宇都宮秀仁 日本会議経済人同志会副会長・株式会社日華代表取締役会長

 追悼

 ここに謹みて、元内閣総理大臣安倍晋三先生の御霊に衷心より哀悼の意を表します。

 令和4年7月8日昼に安倍晋三元総理が参議院選挙の街頭での選挙応援演説中に銃撃され、同日午後に御逝去されたとの衝撃的報道に接し、親を亡くした時以来の強い衝撃と深い悲しみが身体を駆け巡り、我が身が氷のように冷たくなり呆然とし、すぐに情報収集を始めました。何らかの誤報ではないか?しかし、残念ながら関係者からの連絡は正式発表前に悲しい現実となりました。

 我々の長年の悲願である自主憲法制定、憲法改正の旗頭であった安倍晋三先生を失い、あれからの日々は毎朝悪夢を見たような不快感が襲い、残念と無念さで押し潰されんばかりです。今日の日本において安倍元総理ほど政治理念、国家観が確立された言動と行動がブレない政治家がおられたでしょうか。

 世界情勢を考えれば正に、日本の国家的損失であり、さらには世界の損失である。安倍晋三元総理におかれましては、日本憲政史上最長の三一八八日もの長きにわたり日本国の舵取りに力尽して頂き、国民の一人として、衷心より感謝申し上げます。偉大な民主主義者であり、多国間の世界秩序を守ろうと各国首脳と会談を重ね、これほど信頼関係を構築された日本の最高指導者はおりません。残された我々はこれから誇りある日本、世界から当てにされる日本を取り戻す為に皆さんと知恵を出し、力を合わせて専心努力してまいります。

 どうぞ、この日本の未来と安命に天上から御加勢ください。

 最後に御皇室の更なる弥栄と未来永劫の穏やかで平和な日本国が続く事を祈り、改めて安倍晋三元総理の御冥福を心よりお祈り致します。

江崎道朗 評論家

 デフレ脱却と対外政策を連動

 安倍晋三元首相の凄さは、対外政策と内政、特に金融・経済政策を連動させたことだ。

 第二次安倍政権は、国家安全保障会議を創設し、外交、インテリジェンス、軍事、経済を統合した国家安全保障戦略を戦後初めて策定した。中国の台頭に対応するためには外交だけでなく、インテリジェンス、軍事、経済を総動員して対策を講じる必要があるからだ。具体的には集団的自衛権の解釈変更に踏み切り、特定秘密保護法を制定してインテリジェンス分野でも日米同盟を拡充させていくと共に「自由で開かれたインド太平洋構想」を推進した。

 とはいえ、思い切った国家戦略を推進するためには国民の支持が必要だ。そして国民の支持獲得のために必要なのは経済、デフレ対策だった。

 そもそも日本が中国と同じように経済成長を続けていれば中国にこれほど後れをとることもなかったはずなのだ。それに落ち目の国は国際社会では相手にされない。経済を成長させなければ、米国はもとより、インドもオーストラリアもASEAN諸国も日本の戦略に呼応してくれるわけがない。そこでデフレ脱却を最優先課題に据え、日本銀行による金融緩和に踏み切ったわけだ。

 明治政府は富国強兵、国を豊かにしてこそ強い軍事力を持てることを知っていた。

 同じく経済こそ国力の基盤であることを理解し、アベノミクスを推進しつつ対外戦略に取り組んだ安倍元首相は本当に偉大であった。

このページの先頭へ

Copyright © Japan Conference. All rights Reserved.