[時局情報◎防衛]新聞各紙が、尖閣諸島・魚釣島上空の警戒監視活動を報道

[時局情報◎防衛]新聞各紙が、尖閣諸島・魚釣島上空の警戒監視活動を報道

[時局情報◎防衛]新聞各紙が、尖閣諸島・魚釣島上空の警戒監視活動を報道

安全保障

10月14日付け新聞各紙は、尖閣諸島上空で警戒監視活動に当たる海上自衛隊の対潜哨戒機P3Cの機影を、魚釣島をバックに報道しました(13日撮影)。

朝日新聞が一面カラー掲載、読売新聞(白黒)、産経新聞(カラー)が社会面、日経新聞(白黒)が政治面の掲載となっています。

一方、同13日、防衛省統合幕僚幹部は、今年上半期の航空自衛隊のスクランブル発進について発表しました。特に中国機に対するスクランブルは83回に上り、昨年比で59回も急増しています。防衛省は、東シナ海での中国の活動が活発化しているとして、警戒を強めています。
 
 
○平成23年度上半期の緊急発進実施状況について(23、10、13 統合幕僚監部)

1、全般

平成23年度上半期(第2四半期まで)の緊急発進回数は、203回であり、前年度と比べて17回増加しました。

推定を含みますが、緊急発進回数の対象別の割合は、ロシア機約52%、中国機約41%、台湾機約2%、その他約5%でした。

2、航空方面隊別の状況

平成23年度上半期の航空方面隊別の状況については、北部航空方面隊が77回、中部航空方面隊が20回、西部航空方面隊が17回、南西航空混成団が89回の緊急発進を実施しました。

前年度と比べて南西航空混成団の緊急発進回数が大幅に増加しました。

3、平成23年度上半期の特徴

中国機に対する緊急発進回数は83回であり、前年度に比べて59回増加しており、第1四半期に引き続き増加傾向で推移しています。

一方、ロシア機に対する緊急発進回数は106回であり、前年度に比べて43回減少しました。

第1四半期はロシア機よりも中国機に対する回数が多かったものの、第2四半期はロシア機に対する回数の方が多かったため、国別の割合としては、例年通りロシア機の方が多く占めている状況です。

また、上半期には、ロシア機10件と中国機5件の事例について、我が国領空に沿った長距離飛行をしたため、特異な飛行であるとして公表しました。このうち、9月8日のロシア爆撃機TU-95に対するロシア空中給油機IL-78による空中給油については、緊急発進した航空自衛隊の戦闘機による初めての目視確認及び写真撮影となりました。

当該期間は、平成23年4月1日~23年9月30日です。

添付資料の全文はこちらに掲載↓
http://www.mod.go.jp/jso/Press/press2011/press_pdf/p20111013.pdf

トピックス : 中国問題尖閣諸島

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